2020年1月29日水曜日

2+0+2+0=4in-四韻

1, default (2017:一献)

2, +brightness (2018:二極)

3, +contrast (2019:三昧)

4, +saturation (2020:四韻)

横になり、布団の上、生きる事の曖昧にも覆われ、ふと天井が視界なり。

 電球の傘に虫の亡骸が4匹ほど、彼らの一生とは何だったか、それを我が身に問いかけるかの如く、じっと退かない。

 生きる意味が分かるまで、彼らそのままにして、掃除の労苦をも誤魔化す。そうして来年くらいには、生きる意味が分かLou Reedんゝヴィイシャス(♪チリヽヽヽン←ミック・ロンソンのギター)


 オリンピック、閏年、日めくり4年目──きっとAKIRAのネオ東京

 早朝、午前4時、外は雨──ときどき雪の今日の東京


 2+0+2+0=4in-四韻


2020年1月20日月曜日

“May this Blackstar last forever.”

ライヴコンサートって、非日常感とか胸のときめきを求めに行くと思うんだけど、好きが極まると安心しません?ミーの場合、グラムロック星の話なんだけど。


一昨日18日(土)は原宿にて宇宙旅行

 グラムロック星の話、それだって非日常やときめきに違いない。でも、「これが俺の生まれた場所なんだ」と思い出す──渋谷で観た“グラムロックイースター”も、横浜で観た“ザ・イエローモンキー”も──爆音演奏の真っ只中。

竜二さん&圭さん(蜘蛛蜥蜴、ヒステリック・スージーズ)
今宵の主役ふたりで両性具有

セニョールさん(スペース・カウボーイズ)、康男さん(蜘蛛蜥蜴)
レフティーギターとブルースハープで超絶宇宙

 それからグラムロックの人達って、色んな霊魂を引き連れているよね。

イッセイさん(デルジベット)
ソロで出していた昭和歌謡のカバーアルバム、学生時代によく聴いたな

Watch that Man.
恐ろしく爆音、ヘヴィーでパンク、現代の音に絶句宇宙(←“絶好調”と読め by 俺)


 色んな面影が、その人に見え隠れしている。その全てが国籍不明で、その不明が同じ国籍で。言語、血、匂い、顔立ち、グラムロック星の住人、グラムロック製の人間。ただいま、やあ、おかえり。

2012年末、ここ高円寺へ越してきたばかりの頃、一人でラママに行ったのだ

 7年前のカリボウさんのライヴにて、初ラママした時に手に入れたグラム星・ティラノ帝国の紙幣と入国時のパスポート(世間ぢゃカリボウさんがライヴ中にばら撒いた紙切れだとか、渋谷ラママのライヴチケットなどと云うらしいが)。

カリボウさん(ティラノザウルス)
7年ぶりでもカリボウさん(グラム年とらない)

 この黒い星よ永遠に

 輝くより続け

ミーと同じ5月1日生まれの人
(あとバーナード・バトラーもねグラムグラム)

 自ら不吉な事を望まないけど、この世が“受け取れ”と云うのなら手にするし、その編集作業に取り掛かるまで。己が手に渡った時点で、不吉は不吉のままで居られずに、我が幸せと作り替えられるから。

今回が初クロコダイルだった
(開場前から列できてたグラムグラムグラム)

 そういえば、ライヴ当日は雨でした。好きだよ、雨。昔からザアヽと走り去ってゆく雨に濡れた車を見ると、何故だか愉快でドキドキするし──昼過ぎの14時とか15時、雨の匂いのする湿った午後なんか、世界に僕だけ独りぼっちで良い感じ──学校の授業中に雷や台風が来て、黄色味がかった黒い雲、病院みたいに暗い教室や廊下、日中なのに蛍光灯がポワンと点いて、ワクワクしたあの世界に似て。

“Heroes”するセニョール&5月1日するカリボウ

 皆が望んでいない不謹慎な平穏──それ不穏──まさに俺(グラムグラムグラムグラム)。

原宿の、天を這います、クロコダイル

 この黒い星よ永遠に
 輝くより続け

 “May this Blackstar last forever.”

他の家庭ではどうやっているのか知らないが、われわれには一世紀ものあいだに固められた習慣があり、それがおれたちには向いているのだ。
-マヌエル・ガルシア・オケリー・デイビス

 業(ごう)、高々百年の癖、取って代わる人間の性(さが)、悩ましいが悩み込む程のものでなし、星、また変えてしまえ、まだ帰ろうとするな、この星、まだ変えてしまえ、また帰ろうとするな、私、黒い星。


 グラムグラムグラムグラムグラムドグマッ


2020年1月10日金曜日

“Let's go to the Mars Cinema!!”

“それでさ
あの爬虫類みたいな顔した男の
火星のシネマに行こうぜ!!”

~Unfinished Ballades「Black Star Twinkle」より~


 ごきげんよう、ノリ・エムビービーエムですワ★冒頭のエピグラフは、4年前のあの日(2016.1.10)の事をミーが泣きながら書いた「Black Star Twinkle」という我がバンドの曲の一節よ♪今日1月10日(金)は、ボウイ様が黒い星になられた日。したらば、新年一発目はこれでいかせてもらうワ!!



 このグラムロックやる度に登場するオネエマン、読みづらいし飽きたから辞めます……それではいつもの私に戻ります。なら最初からオネエマンやるなよという話なのですが、“やらずじまい”と“やってから”の「やらない」は全く異なりますので、“やってから”「やらない」方が良いものですので、人生それの繰り返しですので。

「冗談には二つの種類があるんだ。ひとつは永久におもしろいまま続くやつだ。もう一種類のは一度だけおもしろい。二度目はつまらないんだ。こんどの冗談は二番目の種類だよ。一度使うとき、おまえはおもしろいやつだ。二度使えば、おまえは薄のろだな」

 ①人生の冗談は一度だけおもしろい──生きているあいだ、二度目なんてない!
 ②人間よく出来ました──生まれ変わりだ、しかし二度目はおもんない!
 ③人生の冗談は永久におもしろいまま──おもんない二度目の人間は最期、三度目の正直で薄のろ最高潮!

 正解は③。私はそれに賭けたまで。

「“一度だけはおもしろい”ってクラスの冗談の例だな。驚きという要素を通してのおもしろさだ。二度目は、驚きなし。だからおもしろみなしだ。わかったか?」

 驚きなしの、二度目以降も、延々おもしろがれる。君は君に飽きないで居られる、二度目以降も見つけて、永遠おもしろがれる。だから私も私に厭(あ)きないで、それを見つけて、それをやったまで。

「でも、デ・ラ・パス教授は、雌牛をなぐって牛乳を取れないことを指摘しました。射殺することでは余計にそうでしょう」

 心得ない人間、文字通りの馬鹿。牡牛の角を喰らうハメになっぞ、マタドールは誰も巻き添えにしないで独りで勝手にやってっぞ。そこの処のやり方を、絶対に間違えるなよ。勝手にしやがれ、勝手にしやがったまで。

 今回はアコギな弾き語りで演りました。原曲がヘビィーでハードロックな完璧すぎるグラムナンバーであるが故、シンプルにアコースティックな弾き語りで勝負するしかなかったのです。また、曲の構成はスタジオ版ではなくライヴ版(それも72、3年頃の)を元に、終盤のミック・ロンソン先生の「狂気!?ギターサスティーンの叫び!!」は、私のディレイかけまくりシンセサイザーで再現いたしました(ルー・リードの時のエンディングのサックスをシンセで演ったのを思い出すぜ、あれもミック・ロンソン先生がアレンジした曲だ、デジャ・ビュ~←LUNA SEA)。

 それでは“大江方式(前半・原詞、後半・訳詞という構成)”でやった私の日本語詩も載せておきます。これは月や宇宙がテーマの曲ですが、日本人なので自ずと仏教感が出てしまいました。


「月世界の白昼夢 -Moonage Daydream-」
作詞・作曲:デヴィッド・ボウイ
日本語詞:Nori MBBM


I'm an alligator
I'm a mama-papa coming for you
I'm the space invader
I'll be a rock 'n' rollin' bitch for you
Keep your mouth shut
You're squawking like a pink monkey bird
And I'm busting up my brains for the words


Keep your 'lectric eye on me babe
Put your ray gun to my head
Press your space face close to mine, love


Freak out in a moonage daydream oh yeah

欺かないで
斜に構えなくても良い
坊主と僧侶
の後ろで正座する
無垢なベイベー
無心で洒脱って
無秩序な世界へ


審美・千里眼で両目
レーザー光線ガン、放て
宇宙に夢中な表情、満面


イカしてんじゃん
ムーンネイジ・デイドリーム、オーイエ


Keep your 'lectric eye on me babe
Put your ray gun to my head
Press your space face close to mine, love


Freak out in a moonage daydream oh yeah

審美・千里眼で両目
レーザー光線ガン、放て
宇宙に夢中な表情、満面


イカしてんじゃん
ムーンネイジ・デイドリーム、オーイエ




♪ファー

♪ファーン

♪ファアア~ン

♪テテ~~ン!!
(「2001年宇宙の旅」のテーマ)

 店内にあった月のオブジェに“稲妻マーク”をペタッとね(これはイエモンの時の蝸牛に貼らないで余っていた稲妻です)。撮影は、高円寺・南口にあるバー“月のみち”さんを使わせて頂きました(ムーンネイジなのでね)。服装は演奏同様シンプルに、黒のタートルネック a.k.a. とっくりセーターを着用したのみ(下も黒のパンツ)。さあ、火星のシネマに行こうぜ(Let's go to the Mars Cinema)!!


ボウイ様に敬意を表し、眉毛ほぼ全剃りで撮影

 直前まで「スターマン」か「プリティエスト・スター」か「ソウル・ラヴ」か「ファイヴ・イヤーズ」のどれをカバーするかで迷っておりました(それぞれ明確な俺オリジナルのアレンジ案があった)が、ボウイ様が黒い星になられた本日10日の夜から未明にかけて新年初の満月“ウルフムーン(←1月の満月をインディアンがそう呼んだそうな)”が見られるとの事で、急遽「月世界の白昼夢」となりましたとさ、めでたしめでたし🌕


♪うぅ街の奇跡を~あなたにあ~げたい~←“月の裏で会いましょう”(オリジナル・ラヴ)

人間の中には、禁止されないものなら何であろうと強制的なものにする深い本能があるようだ。
-マヌエル・ガルシア・オケリー・デイビス

 尻を叩かれずとも、首を絞められずとも、自ずとそうする、コツを掴んだら好きな時にそうする。神様、罪と罰はもう要らぬ、人間、闘牛にマタドールはもう要らぬ。手前で用意するから、必ず。

 受動から能動にでなし、能動からの受動である。コントロールされたい、とコントロールしてゆく。本能があったまで。


2020年1月1日水曜日

明けましておめでとう令和二年(二〇二〇)!!

昨年も大変お世話になりました。



 逍遥自在(Xiao Yao Zi Zai)、本年も宜しくお願いいたします。



 30年続いた平成が終わり、我武者羅な2010年代、我が20代も終わりました。



 晴れて私(そして皆様におかれましても)、孤高なる、新たな旅をすることでしょう。


 2020、Are you burning?