ライヴコンサートって、非日常感とか胸のときめきを求めに行くと思うんだけど、好きが極まると安心しません?ミーの場合、グラムロック星の話なんだけど。
一昨日18日(土)は原宿にて宇宙旅行
グラムロック星の話、それだって非日常やときめきに違いない。でも、「これが俺の生まれた場所なんだ」と思い出す──渋谷で観た
“グラムロックイースター”も、横浜で観た
“ザ・イエローモンキー”も──爆音演奏の真っ只中。
竜二さん&圭さん(蜘蛛蜥蜴、ヒステリック・スージーズ)
今宵の主役ふたりで両性具有
セニョールさん(スペース・カウボーイズ)、康男さん(蜘蛛蜥蜴)
レフティーギターとブルースハープで超絶宇宙
それからグラムロックの人達って、色んな霊魂を引き連れているよね。
イッセイさん(デルジベット)
ソロで出していた昭和歌謡のカバーアルバム、学生時代によく聴いたな
Watch that Man.
恐ろしく爆音、ヘヴィーでパンク、現代の音に絶句宇宙(←“絶好調”と読め by 俺)
色んな面影が、その人に見え隠れしている。その全てが国籍不明で、その不明が同じ国籍で。言語、血、匂い、顔立ち、グラムロック星の住人、グラムロック製の人間。ただいま、やあ、おかえり。
2012年末、ここ高円寺へ越してきたばかりの頃、一人でラママに行ったのだ
7年前のカリボウさんのライヴにて、初ラママした時に手に入れたグラム星・ティラノ帝国の紙幣と入国時のパスポート(世間ぢゃカリボウさんがライヴ中にばら撒いた紙切れだとか、渋谷ラママのライヴチケットなどと云うらしいが)。
カリボウさん(ティラノザウルス)
7年ぶりでもカリボウさん(グラム年とらない)
この黒い星よ永遠に
輝くより続け
ミーと同じ5月1日生まれの人
(あとバーナード・バトラーもねグラムグラム)
自ら不吉な事を望まないけど、この世が“受け取れ”と云うのなら手にするし、その編集作業に取り掛かるまで。己が手に渡った時点で、不吉は不吉のままで居られずに、我が幸せと作り替えられるから。
今回が初クロコダイルだった
(開場前から列できてたグラムグラムグラム)
そういえば、ライヴ当日は雨でした。好きだよ、雨。昔からザアヽと走り去ってゆく雨に濡れた車を見ると、何故だか愉快でドキドキするし──昼過ぎの14時とか15時、雨の匂いのする湿った午後なんか、世界に僕だけ独りぼっちで良い感じ──学校の授業中に雷や台風が来て、黄色味がかった黒い雲、病院みたいに暗い教室や廊下、日中なのに蛍光灯がポワンと点いて、ワクワクしたあの世界に似て。
“Heroes”するセニョール&5月1日するカリボウ
皆が望んでいない不謹慎な平穏──それ不穏──まさに俺(グラムグラムグラムグラム)。
原宿の、天を這います、クロコダイル
この黒い星よ永遠に
輝くより続け
“May this Blackstar last forever.”
他の家庭ではどうやっているのか知らないが、われわれには一世紀ものあいだに固められた習慣があり、それがおれたちには向いているのだ。
-マヌエル・ガルシア・オケリー・デイビス
業(ごう)、高々百年の癖、取って代わる人間の性(さが)、悩ましいが悩み込む程のものでなし、星、また変えてしまえ、まだ帰ろうとするな、この星、まだ変えてしまえ、また帰ろうとするな、私、黒い星。