ああ 復活の前に死があるね
-ロマン・ロラン
今更ブログをやろうだなんて、夏休みの宿題の絵日記を今一度、やり直したいが為かもしれない。
“いま書きたいことがあるから書く”、それだけのことである。修学旅行で連れて行かれるでなし、自ずと行きたいと思うから、大人に成って巡る寺院仏閣は感慨深いのである。
そして、このブログは誰の目も気にしていないし、価値のない駄文と取られても良い。それ以前に、誰の目に触れなかったとしても、縦い構われなくても構わない。
当ブログの存在意義とは、私の中のハードルを越えてさえいれば、己が有意義に適(かな)えば、それで良い……そこにこそ意味がある。
此処へ辿り着いて、この序文を読んだ貴方は、何時かの私だったかもしれないし、今の私が何時かの貴方だったかもしれないから、それで良いのだ……そこにこそ意義がある。
昨日、横浜アリーナまでザ・イエローモンキーのライヴを見に行った。横浜で観るイエモンは“粋”だったなぁ……則ち“グラム”ってことです。
先月のさいたまスーパーアリーナでのイエモンもそれはそれで、音と映像でしか知らなかった伝説を眼前に感動と興奮の連続であったが、初めて訪れた横浜アリーナが思ったよりもこぢんまりとしていたからか(良い意味で)、またセットリストや演出の変更もあったからなのか(ツアー最初の東京や手前が観た埼玉公演は、再結成後の挨拶的なライヴという印象を受けたので)、待ち望んでいた“あのイエモン”を今回ついに目の当たりにすることが出来た訳である──。
“あのイエモン”というのは、「昭和ノスタルジー発~グラム経由~猥雑ムード歌謡/オルタナハードロック行き」の狭いベッドの列車で天国旅行へ行くんだよ、のイエモンである。「それこそ11PMないからね」のクズ社会にパンチドランカーと化した、イエモンである。僕はジャガー、確か殺された──。僕はジャガー、あの娘の前で──。
帰りの電車では何故かスターリン(ミチロウさん)を聴いていたが、恐らく私の中のタブーが再び解禁されたのだろう……このブログの様に。
因みに行きの電車ではドレスコーズ(志磨さん)を聴いていた。その1曲目はこんな詩であった──
“きみがリボン 置き忘れてったイスに
差しこむ陽の、それは調和のとれた美
ぼくのリボーン 偉大なる復活の日
あした以降、ひとりぼっちのドゥ・イット・トゥ・ミー”
~The Dresscodes「復活の日」より~
そんな夜中に、己がブログを始めたのである。あなかしこ、あなかしこ。
願わくは、生まれん──

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