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9月24日(火)、たまの休日。雨のち曇り。うむ、悪くない。
家の窓から望む曇天、少し肌寒い午後。
仕事の時に降る雨はかったるいが、お休みの日の雨は嫌いぢゃない……なんだか心が落ち着く。傘をさして高円寺の商店街をとぼとぼ歩くのも、良いものだ。
そして、こんな日は家で読書だ──。
といっても今日は漫画だ、松本零士だ。難解な哲学書とか経済書を読むよりダイレクトに脳味噌へ、人生を深く豊かにして呉れる。
──「男ならロマンを持て」──
松本零士の“ザ・コクピット”は、同氏の名作“戦場まんがシリーズ”を再編集して纏めたものである。間違いなく日本漫画史に残る名著の一つであり、一家に一冊はなければならぬ。
「戦争反対!」──若しくは「やっちゃえ!」──と何となく叫ぶ前に、この地獄の底に花咲くロマンを御一読されたし。それから戦争について、好きに結論を出せば良い……。
表紙をめくれば、松本零士の全身全霊を賭けた1ページ、1ページが俺の心に直撃する。
俺はこの本から、そう、松本零士から「如何なる状況であっても、男たるものロマンを持って生きてゆかなければならぬ」ということを教わった──ロマンを持たぬ男は男に非ず──ロマンとは星空に託す夢の様なものだ。
長兄から「“スタンレーの魔女”を読め、話はそれからだ」と小さい頃に云われて、初めて読んだ時の衝撃たるや……あれは男のロマンである。
個人的にはザ・コクピットの“二巻”がヤバい。松本零士が最高にブチギレている。
俺が一番好きな“零距離射撃88”。もうタイトルから最高すぎるし、扉絵と題字がいちいち格好良すぎる。ホント震える──
“ラインの虎”だよ!キングタイガーの前では、ドイツもコイツもただひれ伏すしかない。
そして、松本零士の描く女の可憐さに、誰しも一度は恋をしてしまう。理想の女性は松本零士が描く儚げな女か、ガンダムのセイラさんもといアルテイシアに他はない。
“零距離射撃88”より──日本陸軍の88ミリがイギリス軍のモスキートやシャーマンをブチ抜いて撃破する快感たるや。
それにしても本当にこの二巻はヤバい。だって他にも彼の有名な“音速雷撃隊”に“ベルリンの黒騎士”だよ?松本零士キレっキレ。何で松本零士の描くキングタイガーやフォッケウルフは、実物のそれより格好良いのか。ディフォルメのセンスが間違いねえ──
それから、それぞれの国の兵士のキャラ立ちがハッキリしていて、やはりドイツ兵に憧れた手前は現在、何者となっているのか……
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また数時間寝てライヴハウスだカラオケだ、知り合いの知り合いのカットコンテストのモデルだ、いくぞ何者かも分からぬ俺!!ぐぅzzz






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