人間篇より
君だけの罪(つみ)──クラスメヰトや先生と残酷をやり合ふ
僕だけの罰(ばつ)──取り返しが付かぬまで殺(あや)めるより殺める
肝斑(かんぱん)や斑紋(はんもん)──墜(お)ちぬ染みと堕(お)ちた色の服と肌と胸と
肉付きと肉月──経年劣化を身に付けた青年烈火(れつか)の
焔(ほむら)を点(つ)けた怪人の──灰燼(かひぢん)の舞ひ落ちる先のまた焰(ほむら)
水を差されて灰神楽(はひかぐら)──今度の舞ひこそラストワルツ
七行で着いて仕舞(しま)ふ──犀(さい)の西より馬込(まごめ)の南へ──梯(かけはし)せゝらぎ子守歌──僕には吟(うた)ふ資格がない──愛さるゝ素質がない──帰るやうな面目(めんもく)がない──修羅の身に滲(し)む高円寺の唄
八行で尽きて終(しま)ふ──シヤボテン──モヲビル──クラヽ──ウヱストサヰド──街の鍵──デビツド──ボウヰの雅楽(ががく)
九行で継(つ)いで了(しま)ふ──苦行──休業──供養──誰とも上手く行かなんだ──犀の星より馬込の皆へ──二度と帰らぬ人々へ──二度と帰らぬあの日々へ──天上や人間や梯の詩
畜生篇に続く
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