“日本のニュースではパリの猛暑(40℃超え)が伝えられていたから、出国前に色々と心配されたけど、例年通りで全然過ごしやすいよ、何ならTシャツ一枚だと寒いくらいだし、夜はお布団かけて寝ています”とのこと。俺はやっぱり日本が好きだけど、フランスも行ってみたいなあ。バルザックにボードレールにバタイユがBBBの3B(なにそれエンピツみたい)を生んだ国だぜ!?手紙にはその他、パリ郊外へ路面電車とバスを使って友人と晩御飯を食べに行ったこと、また日本の労働環境に関する話や、私の身体の心配もしてくださって、有り難い限り。お返事を書かねば。
愛する人の手紙を読むのに、私にはほかの方法など思いもよりません。しかし世の中には、こうした手紙を読むのを、毎日の仕事の合間にやってのけ、おぞましきばかりの平静さで、途中でやめたり、また読みはじめたりする、愛される資格さえない男もいるのです。
-フェリックス・ド・ヴァンドネス
大切なものをぞんざいに扱う事が、世間とか人間を知った風で、馴れた風で、そう一人前の立派な大人に成れた風で、馬鹿に流行る。実際は、世間とか人間に塗(まみ)れ、埋もれ、毒された哀れ、もう半人前の未熟な餓鬼に成り下がったのだ(それも格好良いぢゃないか、と開き直る畜生が常に一定数)。私は今日も、餓鬼や畜生の奴等の俗気に同調せず、誠実に愛する術を確かめるのみ。


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