2019年8月1日木曜日

9,710km、19g・110円

フランスの友に手紙を書いて
近所の郵便局へ出しに行く

東京からパリへ
9,710km
たった110円で飛んでゆく

日本の夏を伝える便箋が2枚と
お手製のポストカード
いわゆる“暑中お見舞い”
茶封筒に俺の真心が19g

インターネット社会で驚くことではないけれども
国際電話もタダの時代に

しかしラヴレターが
9,710km
ジュース一本で飛んでゆく

だから何だか嬉しくて
フランスが近所みたいで
バスに乗るより
パリに手紙を出す


ラヴレター・フロム・ジャポン

「あちらへは7日後に届く予定です」

9,710km、19g・110円




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 追伸、、ツイッターでは呟きましたが、7月13日(土)と30日(火)に我がバンド・Unfinished Balladesのスタジオリハーサルをやりました。夏の終わりにライヴを演りたいと思います。その時は改めて告知いたしますので、どうかお楽しみに。

まことの恋は永遠でかぎりなく、つねにかわらぬものと胸におきざみになってくださいませ。それはおもてに激しくあらわれることもなく、つねに一定したこのうえなく清らかなものでございます。
-アンリエット・ド・ルノンクール

 不変は不偏と似た処もあるが、少し違う。不偏は不浄と話もするが、不変は不浄と口も利(き)かない。濁流が石にするみたく、不浄が不変を呑み込もうとする。お前も我等に流されてしまえ、不変は不動に無視を決め込む。君への恋は、今日も無事だった。


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