2021年5月2日日曜日

自粛生活よろこびの詩(十二支詩・丑)



一)
なんでこんなにたのしいの
人の自由を奪われるコトが
よろこんではいけませんよ
私の自由も今に奪われるワ
どうもそれはうたがわしい
自粛生活よろこびのワケは

二)
時代が思考を停止させれば
裏の裏まで考え考え抜くぞ
時代が自粛を強制するなら
一人独りでに歩み行けるぞ
時代はつまり私以外の奴等
運命宿命十把一絡げの奴等

三)
自由自在を吹聴していた輩
自縄自縛と侮辱してきた輩
堂々一緒くたに成り下がり
公然と運命宿命ぶら下がり
こちとら今迄通りの見世物
のはずが今から急に見物客

四)
皆が自粛して内省するとき
私は誰にも邪魔されず遊ぶ
皆が考えなしに遊んだとき
私は遊ばず考えていたから
目立ちたがりの天の邪鬼か
天下分け目の手前の定めだ

五)
なんでこんなにたのしいの
本来放蕩息子に自粛はない
よろこんではいけませんよ
元来自粛人間に自粛もない
どうもそれはうたがわしい
あゝ自粛生活よろこびの詩

六)
ラ、ララララ、ラ、ラララ
ラ、ララララ、ラ、ラララ
ラララ、ラララ、ララララ
ラララ、ラララ、ララララ
ラララ、ラララ、ララララ
おゝ自粛生活よろこびの詩




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