2017年7月31日月曜日

“青春エスカレーター逆行天国!!”

一昨日は7月29日(土)、立川コズミックホールで行われた“青春エスカレーター”というライヴイベントのトリを任された──俺はエスカレーターに乗せて貰って、強引に幸せな気分となった。

 お客さんの反応も含めて、Unfinished Balladesのライヴとして、完成形の1つが出来たのではないか。


 始まりは「殺生ワード頭蓋骨」で“アイ・キル・ユー!”

わたくし作の夏の新曲「あの夏の扉を」も初披露

しんさん作の「横浜ブレードランナー」も汗だくで絶叫

締めにハイロウズの「日曜日よりの使者」を皆で大合唱

 凄え良いライヴだった。リハから思い描いていた事をそのまま演った。当たり前の事を当たり前に演った。最高を初めから約束された一日であった……サタデーナイトの神様、どうも有難う。

 既に手持ちは無くなり借金は増える一方だし、僅かな金を入れた口座も凍結されて今日のメシだけで精一杯の生活だが、こと音楽に関しては、バンドの周りの状況は、どんどん好転してきて充実している。


 “青春エスカレーター”──手前は十代で乗りそびれたから、会場に居た皆が羨ましかった──。


 だがしかし、乗り終えたはずのエスカレーターを逆行して、年齢も無視して青春に舞い戻る28歳、地獄か天国か分からぬが、生活の暗がりに音の鳴る光が見えるから、全力疾走してゆくのだ──。バンドをやるのだ──。笑われてもいいのだ──。


 ──“青春エスカレーター逆行天国!!”


 夏のど真ん中だ、今日で7月が終わるのだ。

 明日から8月だ、また自分を生きてやるのが楽しみだ。


生きつづけよう、と私は思いました。そして未開人が復讐の時をうかがうように悦楽の時を待ちうけよう。そのためには木にものぼろう、ぶどう畑にも身を伏せよう、アンドル川の岸にも身をひそめよう。夜の静けさや、生活の倦怠や、陽の暑さに手をかりて、一度は歯形をのこしたあの林檎の実を、心ゆくまで味わいつくそう。
-フェリックス・ド・ヴァンドネス


2017年6月18日日曜日

宇宙(そら)に消えた歌たち

6月17日(土)、立川コズミックホールでのUnfinished Balladesのライヴが終わった──あっちゅうまだった。

 ライヴのテーマとか世界観については、予め熟考していたつもりだったのだが、少しこぢんまりし過ぎたと反省。もっとパフォーマンスで暴れたら良かった(今回のイベントは“歌”を聴かせるというテーマだったので、それを真面目に考え過ぎた)。


 という訳で今回はライヴ写真も動画もなし!!……っつーのは自分でも寂しいので



 昨日の左下半身でも載せておこう──当日の手前の装備を解説すると、今の自分のダメさ加減が浮き彫りとなるのである。

靴:学生時代に買ったブーツ──両足とも底がパックリ割れている

パンツ:職場の後輩の子から貰ったカーゴスキニー──パンクな感じ、気に入っている

ベルト:前のバンドのギターのカズ兄から貰った──ターコイズが入っている、気に入っている

シャツ:何年か前に新宿の露店で買ったシドヴィシャスT──店員はアジア系の片言の姉ちゃんだった

ギター:フェンダーの赤いストラト──高校の友達から十年ほど借りっ放しだったが、この前、話がついた

 お古か借りもんか貰いもんばっか

 ──ばっかばっかばかばか


 でもミッシェルの「ダニー・ゴー」をバンドで演れて良かった!この曲は俺、得意だ。

 しんさんの新曲「横浜ブレードランナー」も、中古で3,000円で買ったアナログディレイで良い感じに演れた!もっとメンバーの頭の中のイメージ通りに演れるよう精進したい。


 次回のライヴでこの鬱憤を晴らす!!


2017年5月21日日曜日

イエモンの新譜を買えぬ男の日記

10日前になりますか、5月11日(木)に池袋は“アダム”という老舗のライヴハウスで、一発かましてきました。


バンドのテーマ曲「Unfinished Ballades」──最高なグラムロック・アンセムさ

 5月11日は母方の祖母の誕生日でしたので、尊敬する祖母の様にニヒル&クール、そしてユーモアたっぷりで演りました。

 春にピッタリな己が自信作「彼女の心は桜色」、ギターのしんさんが持ってきた幻想のオルタナバラッズ「横浜ブレードランナー」、それにイエモンの「LOVE LOVE SHOW」まで演っちゃって──この日のライヴはルンルン気分の春爛漫だったワ──周りのゴリゴリなパンクス達とは対照的だったって訳。

 おらが春は日本一ってね!!


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 そういえば今日はイエモンの新しいアルバムの発売日なんだが、金がねえ。ねえ金がねえ──2回言おうが金増えねえ

 人生を捧げるほど好きなバンドの再集結後の初のアルバムだってのに、買えないなんてよお……周りの感想など新譜を買えぬ人間は「くやしぃい」って見てらんねえし聞いてらんねえよお!


(以下、自身に向けたメッセージ)

・家に溜まったガス代、電気代、水道代、ケータイ代等の督促状、請求書の山を一つ位は処理せよ(何が何時の何れだか分からん)

・借金を少し返したり、また借りたり、返済してんだか、してないんだか分かんねえよ(利子だけ返しては減らぬ元本、一番ダメダメなパターン)

・督促状って送られてくる度に封筒やハガキの色が鮮やか(ex.茶⇒黄⇒赤)になって、視覚的に緊急性、緊迫したそのヤバさを訴えてくるんだよ、尚も無視し続けると電話がピーヒャラ鳴って家まで人が来るんだよ毎日誰か来るよ寂しくなんかないよ(んなこたぁいいから金払えという声が聞こえますが聞こえません)


 イエモンのアルバムが、、欲しい……(←ギターみたいな女の子が、、欲しい……の言い方で♪グレープフルーツちょうだい by ゆらゆら帝国)


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 来月は6月17日(土)、立川に出来たばかりのおニューなおハコ“コズミックホール”っつー所で行われるイカしたイベントに誘って貰いました。

 新進気鋭のミュージシャン達による“うた”をテーマにしたイベントです。



 Unfinished Balladesは19時過ぎに唄と演奏をやります。

 全力で、命懸けで、良いものを観せて演りましょう!!

 
 来月もお楽しみに♪


2017年5月1日月曜日

28歳になりました

5月1日は手前の誕生日──改めて周りに居る全ての方々に感謝します──有難う御座います。



 この通り元気です!?
(誕生日になってはしゃぎ過ぎてお凸を切って流血したから、お家にあったヒョウ柄の帽子でお凸のカサブタを隠しているのは秘密♡)



 今日は近所にあるソニックバンドスタジオで「銀座カンカン娘」を録ってきた(ないし撮ってきた)。お誕生日記念にね、高峰秀子の1949年の名曲をハードなグラムロック調に改変して、俺流にカバーして演った!原曲は優雅なアレンジを纏っているけどさ、本質はゴキゲンなブギーぢゃん♪

 お誕生日に「おめでとう」って言って貰うのは嬉しいし、ウキウキする。だから大切な人の誕生日には、心から「おめでとう」と伝える事にする。


 28歳と云えば、チバさんがミッシェルでデビューした年だ。


 ──うん、頑張ろう。


2017年4月22日土曜日

名は“アンフィニッシュド・バラッズ”という

君たちのかつての悲しみは、心が結びあわされる日に与えられる、あの永遠の至福の代価として、運命が前もって君たちに要求したものであることをくまなく解き明かしてくれるのだ。
-フェリックス・ド・ヴァンドネス

 今年に入ってから既に色々とありました。己が人生を捧げていたバンド、MBBMは活動休止となりました。1月の終わりの事です。恐らく再始動はないでしょう。

 私生活では複数掛け持ちで働いていた仕事も辞めました。バンドも仕事も限界を超えていたのだ、と今になって思います。


 2月になって、新たにバンドを組みました。名前は“Unfinished Ballades”と言います。このバンドを一言で表すなら──最強のバンドです。

 ギター・しんさんとドラム・なおさんの2人はMBBMから引き続き、新たにベース・あやさんを迎え入れました──芯のある太い重低音の指弾き、即座に繰り出す臨機応変なベースライン──マヂでカッコいいっす。

 あやさんは洋邦問わず様々なロックに精通しておられますが、特にメタル/ハードロックが好きな様で、リハではブラックサバスとかアイアンメイデンなど弾いてくれたりするので、もう私ラスチャイルドかはたまたアイアンマンです。10代の頃、ディスクユニオンのヘビメタ館に入り浸っていたグラム歌謡メタル野郎のNori MBBM、ときめいております。


 このバンド、自信を持って、沢山の人に観て貰いたいと、そう心底思っております──。


 先月3月中にUnfinished Balladesのリハーサルを数回行い、確実な手応えを得て、先日4月15日に町田アクトで初ライヴをしました。1時間のステージ、たっぷりと11曲、洗いざらいぶちまけてやりました。お馴染みの“殺生ジャケット”を着てね──



 新バンドの初ライヴ、己がテーマは「Beyond the Burning」。即ち、“バーニングを超えろ”と。セトリの大半はMBBMのナンバーで、カズ兄作曲のものとしました。

 まずはMBBMを倒さなければいけないからです。カズ兄の弾いていたリフを俺が、カズ兄と同じストラトキャスターで弾く事に意味があったのです。 

 普段、フェンダーのギターは使わないけど(ギブソン、いや“エピフォンLove人間”ですから)、高校の時の友達から10年近く借りっ放しだった赤いストラトキャスターで初ライヴに臨みました。この新しいバンドでフェンダーを、ストラトキャスターを使う事が、妙に腑に落ちたのです──これは“新しい私”なのです。



 そして、セトリの後半は新曲群で締めました。例えば、この「彼女の心は桜色」という曲は、Unfinished Balladesを始める“新しい春”に相応しいポップな曲を書きたくて、ものの数分で作詞作曲したものです。新たに入ったベースのあやさんの重低音を皆に聴いて欲しくて、イントロはベース始まりとしました。

 「人の心は、あの娘の心は、何色をしているのか?しかし心というのは脆く出来ていて、掴もうとすると儚く散ってしまうもの」という私なりの“桜ソング”ですが、無意識で何も考えずにパパッと作ったので、10代の頃に毎日愛聴していた大好きなバンド──主にアジカンとイエモン──の影響が丸わかりな曲となってしまいました。俺はもう俺らしく、堂々としています。



 セトリ最後の11曲目、ライヴの締め括りはバンドのテーマ曲「Unfinished Ballades」を演りました。

 前述した通り、1月の終わりから悲しい出来事に打ちひしがれていた折、MBBMで一緒にやっていたギターのしんさんから「またバンドやりましょう」とこの曲を聴かせて貰ったのです──

 しんさんの紡ぐメロディー、煌びやかで華やかで憂いのある、この哭く様に歌うギターソロ──それが手前を優しく慰めて呉れました。本当に有難う、しんさん。
 
 この感動的なバラード、いや、バラッドへ、詩をのせるのに時間は要りませんでした。今迄の事、これからの事、それらを全て詩に認めました。


 しんさんの作ったこの曲が、私の新たな希望です。恐らく、デヴィッド・ボウイから「すべての若き野郎ども」を書き下ろして貰ったイアン・ハンターって、こういう気持ちだったのでしょう。「もう一回、バンドやってみるか」──今の私は希望に満ち溢れています。

 (嗚呼、蛇足ながら今、これを書きながらボウイの優しさが分かった。この曲ってイギリスの行き場のない若者達を描写したかったんぢゃなくて、詩人イアン・ハンターと彼の大切なバンドが壊れない様に、消え入りそうな魂をそっと抱き寄せて、もう一度奮い立たせる為の讃美歌だったんだ)。

 
 これから“未完の、終わらない詩”が始まります──。

 出逢う人の心、全て奪い去りたい──。


 取り急ぎ、近況報告でした。


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 あやさんからの提案で、大好きなミッシェルをやった!!

 ゲット・アップ・ルーシー(ゲット・アップ・ルーシー)


 気持ち良かったし、バンドたのしい(ゲット・アップ・ルーシー)


2017年3月18日土曜日

紳士Nori MBBMの生涯と意見

天上篇より


──おれがおまえを傷つける必要がどこにあろう? この世の中にはおまえとおれを両方とも入れるだけの広さはたしかにあるはずだ
-トウビー・シャンディ

 皆様、私奴が二百五十年の時を経て改めて此処(ここ)に掲げたい事は、Nori MBBMが夏目漱石先生の様な面持ちで申し上げます(と言ってもあれ程の髭は生えてきやしませんが)、二ト半世紀前に生きた海鼠(なまこ)──否、性器を窓にスパーンされたコレが本当のギロ**子トリストラム・シャンディ──否、精気迸(ほとばし)るスターン家の申し子ロレンス・スターン──否、世紀の乳呑み児(ちのみご)──否、いやはや勢い余って──否、のつもりもないのに──否、と入れてしまうのは動物精気が過ぎますね、奥さま──何なのよ貴方、卑猥な事ばっか言ってないで、さっさと話を進めなさいよ!──そうかっかしないで下さいませ、世の中には無駄がないとやっておられません、そうでしょう、奥さま?仮に私の髭(ひげ)がチョビっとしか生えないものとしても、貴女のソレで無駄に多少の脈絡がもたらされたりもしますし、まず卑猥とは何ですか?その為にも貴女の古帽子(ふるぼうし)をとっくり拝見させて頂けませんか?とまれかくまれ無駄のない世の中なんて言語道断、まあまあこれは二ト半世紀経って無駄がほとんど無くなってしまったものですから、何と言うか無駄が無くて謂(い)わば無無駄というべきものです(この場合、二つの無ないし二つの損失を掛けて有駄、いや、ユダになるわい、などと冗談でも口外しないで下さい)。

 処(ところ)で今度、Unfinished Balladesという新しいロックバンドが初めての演奏会をするそうですよ──まあ、私奴のロックバンドなのですがね──あいや、ロックで思い出しましたけれども(以下に述べる事こそ、まさに今直面するこの現象そのものを表しているのです)、恐らくは哲学者ジョン・ロックの著書「人間悟性(ごせい)論(1690)」で論じられた観念連合を用いたのだと推測されますが、このUnfinished Balladesという聞き慣れないものの心地の良い響きや字面(じづら)は、United Kingdomの文化的な匂いや国旗の赤・白・青を連想させる事によって、その音楽までもが英国的に響いて聴こえるという仕組みになっている様です。

 いえいえ違います、当文章で本当に伝えたかった事はこうです──皆様、私奴が二百五十年の時を経て改めて此処に掲げたい事は(冒頭で申し忘れましたが、もちろん私と奴でワタクシメと読んで下さい)、ずばりその名も「精神支柱変遷表(せいしんしちゅうへんせんひょう)」というもので(名付け親は私奴であります)、これは千七百六十七年に刊行されたとある紳士の著作の九巻・第十章の片隅に載っていたものを私奴が拾い上げ、人生百年時代と云われる現代にも通用するであろう大変に学術的資料価値の高いものと判断いたしましたから、ソコに多少の加筆修正と上に申した題目ばかりは付けてやりましたが、是非とも皆様の生きる糧(かて)、或いは滅びの果て、その他、酒の宛(あ)て、矛の盾(ほこのたて)、飼犬(かいいぬ)や道楽馬(どうらくうま)に対する「待て」、まあ何にでもご活用なさって結構な代物(しろもの)です。

 それでは「精神シチューポトフポタージュ及びルポルタージュ戻ってスープ味噌汁に脳の味噌は赤出汁(だし)?白出汁?皺(しわ)無し?脳無し?トリストラムシャンディ宛ての酒ガフ」でしたっけ?何とぞ御照覧(ごしょうらん)の程、宜しくお願い申し上げます。


「精神支柱変遷表」

*好奇心、損得観、意地、意地、意地、意地、最初の別離、意地、意地、意地、意地、意地、意地、意地、意地、意地、意地、意地、意地、意地、意地、第二の別離、意地、意地、意地、意地、意地、意地、長い不在期間、意地、意地、意地、意地、意地、意地、永遠の別離

永遠の別離=永遠の邂逅(かいこう)


*意地だけで三十個も用意いたしましたが、もし足りないようであれば何なりとお申し付け下さいませ、奥さま


 貴殿(きでん)よ、汝の最も従順、最も献身的、
 かつ最も謙虚なる下僕、並びに、

 自我の、最も献身的にして、
 最も卑しき下僕、

 Nori MBBM


“二百五十年の後、日本人某(なにがし)なる者あり、その著作を連想して物ずきにもこれをネット社会に流布(るふ)したりと聞かば、彼は泣くべきか、はた笑うべきか。”


 いつ迄に死ぬべきか、いつ人間をやめるべきか、それは過去の自分と出会う時、まだ大した過ちをしていない自身に逢う時、身と心と目の下に影も裏も闇も持たない、汚れ知らずの人間に出逢う時であります。

 わたくし紳士ですから、色々と隠して生きて居るのです。何の隠し立てもいらない生命(いのち)、それを認められたら御暇(おいとま)致しましょう。嗚呼、修羅場が僕に見えている、阿修羅(あしゅら)が僕を待っている。いま行かなければ、すぐに逝かなければ──

 でも今日みたく何でもない日は、未だ人生を隠して居ましょう。一番安全なのは、財布を相手の金庫に隠し、財貨を相手の財布に隠し、心を君の胸に託し、あらゆる罪科(ざいか)を隠す事です。いつ死ぬべきか、失敗を償うべきか、過ちのない手前に出逢う時、君に全て託す時です。


 何でもない人間に、呪われた部分を御披露目しましょう。最後の人間のそのまた最期、とくと御覧に入れましょう。


修羅篇に続く