2023年5月1日月曜日

34歳26歳:笑って申し訳ありません、病気なのです

全く忌まわしい男、桃井銀平と同じ34歳になった。しかし私はトルコ風呂なぞに行かない、一度も娼婦と遊ばない。そればかりかタバコも吸わない、一本たりとて喫しない。ギャンブルもしたことない、これは手前の生活が賭け事みてえなもんだから。みんな嗜みとして格好のつく時代もあったやもしれぬが、私には全く以て余計なこと。ロッカーなら「ヤレよ」「吸えよ」と何百回言われたか、そんなダセーロッカーなら即死しな。即ち死ぬまで俺と縁がない。別にわたくし酒は呑むが。それから桃井銀平ですらやらなかった酷い事だって沢山してきた。人に言うには憚れる。彼と同じ34歳になれそうもない。全く忌まわしい男、26歳になった。



だから道化師も言っている。「人間との交際は性格をそこなう。ことに性格のないやつの性格を」と。

 どうやらこれにて“我がロック四天王”のカバーMV、無事完了す。


 願望が形に成っただけ、心象風景を皆様へ見せられる様になっただけ。それだけの為に生きてきたの、産まれてきたの。そう、誕生日に思う。確実に老いてゆくのだが、着実に上手くなってゆく。皆様が気付かない処で、音楽も文学も意のままに。本人の成長は当人に一つも嬉しくない、その一つの何倍か恥かいて。そう、誕生日を想う。

未来と、最も遠いこととが、君の「今日」の原因であれ。君の友の内部に、君は君の原因としての超人を愛さねばならぬ。

 ここんとこギターばかりだったもんで、しばらくぶりにピアノひっぱりだす、そんなカバーMVす。原曲と一味違う演奏を聴かせてあげよう、だってトイピアノの高級になれない高尚にならない音色が好きさ、“Let's Play Music♪”とポップなフォントが踊るオラの御自慢のヤツが火を吹くぜ(ガンバレ中華製)。

 こんなのピエロにしたら朝飯前さ、ピエロといったら“ジョーカー”さ、2019年のホアキン・フェニックス版さ──登場曲は勿論、ゲイリー・グリッターで「ロックンロール」★★★★


Forgive my laughter: I have a condition.

わたしの兄弟たちよ、わたしは君たちに隣人愛を勧めない。わたしは君たちに遠人愛を勧める。
 ツァラトゥストラはこう語った。
-フリードリヒ・ニーチェ


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