全く忌まわしい男、桃井銀平と同じ34歳になった。しかし私はトルコ風呂なぞに行かない、一度も娼婦と遊ばない。そればかりかタバコも吸わない、一本たりとて喫しない。ギャンブルもしたことない、これは手前の生活が賭け事みてえなもんだから。みんな嗜みとして格好のつく時代もあったやもしれぬが、私には全く以て余計なこと。ロッカーなら「ヤレよ」「吸えよ」と何百回言われたか、そんなダセーロッカーなら即死しな。即ち死ぬまで俺と縁がない。別にわたくし酒は呑むが。それから桃井銀平ですらやらなかった酷い事だって沢山してきた。人に言うには憚れる。彼と同じ34歳になれそうもない。全く忌まわしい男、26歳になった。
だから道化師も言っている。「人間との交際は性格をそこなう。ことに性格のないやつの性格を」と。
どうやらこれにて“我がロック四天王”のカバーMV、無事完了す。
則ち、“秋間経夫-東方提頭頼吒持国天王(とうほうたいとらだじごくてんおう)”、“ROLLY-西方尾嚕叉広目天王(さいほうびろしゃこうもくてんおう)”、“hide-南方毘留勒叉増長天(なんぽうびるろしゃぞうちょうてん)”、“吉井和哉-北方毘沙門多聞天王(ほっぽうびしゃもんたもんてんおう)”、その四方に広がる己が憧憬(しょうけい)が遂に完成す。
願望が形に成っただけ、心象風景を皆様へ見せられる様になっただけ。それだけの為に生きてきたの、産まれてきたの。そう、誕生日に思う。確実に老いてゆくのだが、着実に上手くなってゆく。皆様が気付かない処で、音楽も文学も意のままに。本人の成長は当人に一つも嬉しくない、その一つの何倍か恥かいて。そう、誕生日を想う。
未来と、最も遠いこととが、君の「今日」の原因であれ。君の友の内部に、君は君の原因としての超人を愛さねばならぬ。
ここんとこギターばかりだったもんで、しばらくぶりにピアノひっぱりだす、そんなカバーMVす。原曲と一味違う演奏を聴かせてあげよう、だってトイピアノの高級になれない高尚にならない音色が好きさ、“Let's Play Music♪”とポップなフォントが踊るオラの御自慢のヤツが火を吹くぜ(ガンバレ中華製)。
こんなのピエロにしたら朝飯前さ、ピエロといったら“ジョーカー”さ、2019年のホアキン・フェニックス版さ──登場曲は勿論、ゲイリー・グリッターで「ロックンロール」★★★★
Forgive my laughter: I have a condition.
わたしの兄弟たちよ、わたしは君たちに隣人愛を勧めない。わたしは君たちに遠人愛を勧める。
ツァラトゥストラはこう語った。
-フリードリヒ・ニーチェ
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