一個の社会的な振舞は一個の道徳規範から生起したりしない。この振舞は、一社会の構造、つまりその社会を動かす物質的な力の活動を物語っている。
-ジョルジュ・バタイユ
信念と行動は斯うも一致しないが、それを自覚して何とか一致さす。そうだ俺が名付けようではないか、是ぞ無知の知──ないし“信念の念”と。
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因みにメカラウロコの後ろにつく数字ってバンドの年齢らしいんだけど、俺とイエモンは同い年だ。お互い27歳。その次は28、そのまた次は29──イエモンも俺も、俺もイエモンも──俺はイエモンだ、イエモンも俺だ。
この時期、クリスマスやら何やら帰省もあるからか、街中で家族連れを沢山見かける。身も心もボロ雑巾の俺は独り、ジャパニーズ・ファンクの雄“じゃがたら”の「中産階級ハーレム」を謳う──それがせめてもの救いって訳さ。
昼夜掛け持ち連勤地獄の汚い面した俺が、自宅ベッドで堕落しながらレコーディングしました。俺の魂の演歌を聴けよ──酷使された人間の顔色の悪さと、濁った目玉と、全身ボロボロに肌荒れした様子を、とくと御覧あれ。
適当に伸ばした髭は、江戸アケミさんへ捧げます。
皆様、今年もお世話になりました。それでは最後に聴いて下さい──「中産階級ハーレム」