2020年2月29日土曜日

「Nori MBBMのカバーMVシリーズ」まとめ2

皆様こんばんは、ノリ・エムビービーエムです。

 我がバンド・Unfinished Ballades、Cosmic Halls、またソロの弾き語りライヴ活動に加え、もっと評価されるべき世の名曲や知られざる佳曲たちを独自のアレンジによってYouTube上で披露してきた「Nori MBBMのカバーMVシリーズ」、昨日の奥田民生さんのカバーで20本目となったので、MVの11~20作目を紹介する“まとめ2”の記事をここに作成いたしました。

 ※カバーMV・1~10作目の“まとめ1”の記事はこちら


 今回の“まとめ2”の楽曲たちは──“まとめ1”が謂わばルーツに根差したロールなら、それと引き換えに──まさにオルタナティヴにオルタナティヴしたロックを演りたい放題に演った、という訳であります(伝わらない人の為に単純な言い方をすれば、“まとめ1”が素直に楽しむ私、“まとめ2”がひねくれてカッコつける私、という事であります)。

 それからレコードのA面・B面の様に、前半11~15作目が平成の終わり、後半16~20作目が令和のはじめにレコーディング&撮影されたものであり、移り変わる時代の混沌の中で“グラム歌謡メタル野郎”として在り続ける私の、その違和やコントラストを、Nori MBBMによる異化効果を、MVから流れる不協和音のハーモニーを、いつまでも新鮮に楽しんでもらえたら、何より本望で御座居ます。


 前置きはこれくらいにして、それではいってみよ♪


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「Nori MBBMのカバーMVシリーズ」まとめ2


11.「Just Like Honey」(1985, The Jesus and Mary Chain cover)

 ザ・ジーザス・アンド・メリー・チェイン、1985年の作品(作詞・作曲:ジム・リード&ウィリアム・リード、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2019年2月にアップ


12.「ビー玉」(1991, スピッツ cover)

 スピッツ、1991年の作品(作詞・作曲:草野正宗)。カバーMVは2019年3月にアップ


13.「少年院脱走 Borstal Breakout」(1978, Sham69 cover)

 シャム69、1978年の作品(作詞・作曲:デイヴ・パーソンズ&ジミー・パーシー、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2019年3月にアップ


14.「Molly's Lips」(1988, The Vaselines cover)

 ザ・ヴァセリンズ、1988年の作品。ニルヴァーナが1992年にカバー(作詞・作曲:ユージン・ケリー&フランシス・マッキー、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2019年4月にアップ


15.「人殺し」(2004, ROSSO cover)

 ロッソ、2004年の作品(作詞:チバユウスケ、作曲:ROSSO)。カバーMVは2019年4月にアップ


16.「Gigantic」(1988, Pixies cover)

 ピクシーズ、1988年の作品(作詞・作曲:キム・ディール&ブラック・フランシス、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2019年11月にアップ


17.「Come Home」(1996, Placebo cover)

 プラシーボ、1996年の作品(作詞:ブライアン・モルコ、作曲:Placebo、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2019年12月にアップ


18.「骨まで愛して」(1966, 城卓也 cover)

 城卓也、1966年の作品(作詞:川内和子、作曲:文れいじ)。カバーMVは2019年12月にアップ


19.「月世界の白昼夢 Moonage Daydream」(1972, David Bowie cover)

 デヴィッド・ボウイ、1972年の作品(作詞・作曲:デヴィッド・ボウイ、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2020年1月にアップ


20.「The STANDARD」(2001, 奥田民生 cover)

 奥田民生、2001年の作品(作詞:奥田民生、作曲:奥田民生&アンディ・スターマー)。カバーMVは2020年2月にアップ


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 いろんな文学を目の当たりに、人、人、人とも話をすれば、全ては違って全ては同じく出逢う、と知る。

 具体例はこれ、「Nori MBBMのカバーMVシリーズ」は各自異なる歌の型、ああ泡沫(うたかた)……しかし歌い、演奏する、その音選びは、泣いても笑っても自分だ。

 冒頭に戻って、人々のそれの同じは地球や宇宙と考えられていたが、何よりも同じは自分だったってことに違いない(地球や宇宙より小さい代わりに、と言っては何だが普遍的ないし不変的)。

 今日も君は自分に出逢うだろ──そんな意義を見つけたり、またカバーしたり、したり顔は此処でこそしたり、我、有意義なり。


 最後に、YouTubeの公式チャンネル「MBBM burning project OFFICIAL CHANNEL」では、我が音楽活動、バンドやソロ、当カバーMVシリーズの他、過去のライヴ映像なども観ることができます。

 貴方の人生の形容し難い時間を歌や言葉にして、これからも真心を込めて出来るだけ記録いたします。



 どうか末永く、ご愛顧くださいませ。

 Are you burning?


 それではまた!!ドグマッ


2020年2月28日金曜日

2020牡牛座(The)スタンダード

“Nori MBBMのカバーMVシリーズ”も、今回で20本目と相成りました。



 そんな記念すべき20本目には、同じ五月の生まれの奥田民生さんによる名曲「ザ・スタンタード」をカバーするのが良いでしょう。

 民生さんはもちろんユニコーンから、それはもう10代の高校生の時から、BOOWYかイエモンか何かの流れから、よく聴いておりました。あとボランちゃんのT.REXの前身、ティラノザウルス・レックスのサードアルバム「ユニコーン」からバンド名を取った、ってのもグラムロッカーとして聴かねばならぬ要因の一つでありました、当然。

 加えて、ユニコーンも民生さんのソロも周りを気にせずマイペースに演っているアノ感じ、我がグラムロックレーダーだけでなく“牡牛座レーダー”の方も反応しちゃって、「このアルバムがとびきり好き」ってのは特にないのだが(曲単位ではある)、どれもそれぞれ適当な風貌を備えているのでテキトーに愛しておますわ。好きというより、安心やシンパシーを感じるだすよ。


 バンドを演っている時のミーは牡牛座でも、牧場に居るまったりな牛ではなく、コロシアムの闘牛気分で演ろうと心掛けているの──で最後、死して客より白いハンカチを振られる宿命──ですが、今回の民生さんのカバーに関しては普段の牛の私(まったり)で演りました。なんなら民生さんの牡牛座世界を超越して、更に濃密に執拗に追究して演るぞ、と。

 具体的に言いますと、CDレコードの原曲よりゆったりテンポで演りました(特にサビ)。で、その上にどっしりとメロディーに次ぐメロディーをシンセ詰め込み、爆音ミルフィーユ状態に(謂わば“牡牛座型一点集中シューゲイズド・サイケデリア”、トドメのドラムビートにノイズエフェクト)。



 また、寝ながらボーカルを録ったりもしました(民生さんの好きなジョン・レノンもやっていたレコーディング方法で、わいは自宅の布団に入ってだらしなく歌ったった)。

 おまけに細かなところまで言及すれば、平歌(Aメロ)の“もうそれはそれとして”という一節、民生さんは「もぅそれはそれとぉ/してぇ」と歌うところを、私は「も~うそれはぁ/それとぉう/してぇ」と後ろノリのグルーヴで引っ張って、伸ばしに伸ばして歌いました。以上、民生さんより牛(まったり)でした。


 撮影に関しては、春爛漫な牡牛座世界に相反する冷ややかなコンクリート打ちっぱなしの家を借り、敢えてそこで弾き語る自己を際立たせるという手法──対比表現ないし異化効果を採用(皆の日常は私の非日常、私の日常が皆の非日常)。そしてまた、真白な皿こそ料理を際立たせるが如く、服装はシンプルに白シャツ&濃紺ジーンズ(で裸足)、これぞまさに“ザ・スタンダード”。


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 蛇足ながら、YouTubeに民生さんの2018年の武道館ライヴの映像が恐らく無断アップされていて、そこでも「ザ・スタンタード」を歌っていたのだけれど、アレとっても良い。

 CDレコードよりテンポを落とした演奏(原曲より今回の俺のカバーに近い)、ギターは民生さんの歪ませていないクリーントーン一本だけという潔さ(これに関して俺は真逆で、この度は爆音シューゲイザー幻想を演った訳だが)、それはそれはかなり“牡牛座”していた。


 その動画のコメント欄も興味深く、“くるりっぽい。てかビートルズ感か”、“岸田さんこの曲大好きって、雑誌のインタビューで言ってました”、“この流れのままStrawberry Fields Forever歌ってほしい”等とあって、皆のお陰で何か色々と腑に落ちた。

 “くるり”っちゅーバンドは個人的に、Unfinished BalladesのShinさんとAyaさんにその良さを教えて貰ってから聴き始め、弾き語りライヴでも何度かカバーする程には好きになったし(そうだ岸田さんも牡牛座だ、と今書きながら思い出す、アヽ)、“ビートルズ”は言うまでもなく物心つく前から家で聴かされていたし──特にファーストとアビー・ロード(で、この曲は民生さんと“ジェリーフィッシュ”のアンディによる共作である、両者ともビートルマニアである、ジェリーフィッシュは我が大学時代の通学BGMの一つである、これもいずれカバーしないとである、ちなみにアンディは“PUFFY”の名付け親でもある)。

 てか民生さんも民生さんの書いたPUFFYや井上陽水との曲たちも、おかんが家でよく流してたわ、“高校の時からユニコーンを聴き始めた”とか冒頭でほざいてたけど幼稚園の頃から聴きまくってたわ、思い出したけど普通にルーツだわ……ザ・スタンダードだわ



 ということで話は尽きませぬが、通算20本となった“Nori MBBMのカバーMVシリーズ”、そのまとめ記事もまた別に、当ブログへ明日迄には執筆して載せておきます。


 それではまた!!さらば(昨日の口づけよ♪)


2020年2月26日水曜日

Bloody Virginity Ballades

シモーヌの為、右の眼から引っこ抜いてぶち込み、挙句の果てに愛も欲も亡くして、遺された道は思想の生活化、二月二十六日に歌を謡うばかし

女と牡牛の類いに
眼・球・譚


Bloody Virginity Ballades
Unfinished Ballades


2020.2.26 Nori MBBM