2023年9月16日土曜日

“An Ignorant Street in September”

九月の無智な街で──星の王子様は生まれた。九月の無智な街路に僕はバック・ギアをいれる──哀しいかな王子様はまた星になって帰って行った。


Oh, man, I need TV when I've got T.Rex!!

 マーク・ボランちゃんへのラヴソングとしてカバーいたしましたワ★イアン・ハンターはそのつもりなかったと思うけどネ☆

 そういえば、ボウイ(←日本の方の暴威)に“ビート・スウィート”というグラム歌謡メタル野郎なナンバーがあるのだが、それのデモ音源の時の仮タイトルが“モット・ザ・フープルにはなれなかったよ”というものであった。布袋さんが冗談半分で付けたんだろうけど、そのおかげで16歳のJ-POP少年はモットまで辿り着く事ができた(ボウイの未発表曲デモメイニアが故)。そうだ、T.Rexが好きな君に★★★★★★★(←三日前に新譜「ギタリズムⅦ」が出たわね、の七ツ星death)


野球では虎が18年ぶりのアレで持ち切りだ

 イエモンやバビロンズーが取り上げていた“ホナルーチ・ブギー”もハイロウズがヒロト節を炸裂させた“ロックンロール黄金時代”も最高なグラムナンバーでカバーしたかったけど、どのカバーもレベル高くてアレンジまで全く隙が無かったから、改めて手前でカバーする意義を見出だせなかったワ……という訳で“ロール・アウェイ・ザ・ストーン(邦題:土曜日の誘惑)”よ!今宵、エス!エー!ティーユーアー!ディーエーワイ!ナイッ♪だからよ!“サッカー(←吸う方)”も“ヴァイオレ~ンス”も、我が国では雨上がりの夜空に塗り替えられちゃった“ドライヴィン・シスター”も絶望少女達に歌われた“マリオネット”も、モットにはもっともっと凄い曲が沢山あんだかんね(“スウィート・ジェーン”はヴェルヴェッツの原曲を超えちまって、切なすぎて優しすぎて懐かしすぎて涙出るワ)!ところでコレ読んでるアンタ、ロッカビリパーティあんだけど行かっない?


「土曜日の誘惑 –Roll Away the Stone–」
作詞・作曲:イアン・ハンター

Baby, if you just say you still care
Follow you most anywhere
Roll away the stone, roll away the stone

And, in the darkest night
I'll keep you safe and all right
Roll away the stone, roll away the stone

Won't you roll away the stone
Why be cold and so alone?
Won't you roll away the stone
Don't you let it die

No matter if fools say we can't win
I know I'll fall in love again
Roll away the stone, roll away the stone

So sing - we still got a chance
Baby, in love and sweet romance
Roll away the stone, roll away the stone

Won't you roll away the stone
Why be cold and so alone?
Won't you roll away the stone
Don't you let it lie

There's a rockabilly party on Saturday night
Are you gonna be there?
(Well, I got my invite)
Gonna bring your records
(Ohh, will do)
Hahaha, made it!

Won't you roll away the stone
Why be cold and so alone?
Won't you roll away the stone
Don't you let it die

Come on roll
Come on roll, yeah

Come on roll
I want you to roll
Come on, yeah

Come on roll…


日本語詞:Nori MBBM

君がまだ僕のこと
想っているなら
Roll away the stone, roll away the stone

暗すぎる夜も
君が安らげる様に
Roll away the stone, roll away the stone

Won't you roll away the stone
独りぼっちは寂しいね
Won't you roll away the stone
行かないで

野暮な奴等にゃ分からねえ
恋しているのさ
Roll away the stone, roll away the stone

そう、謳う-諦めないぜ
愛することの全てを
Roll away the stone, roll away the stone

Won't you roll away the stone
独りぼっちは寂しいね
Won't you roll away the stone
云わないで

ロカビリーパーティーあんだけど行かない?
レコードある?
「あるわよ」
どんなのある?
「ううん、無い」
ははは、無いね!

Won't you roll away the stone
独りぼっちは寂しいね
Won't you roll away the stone
逝かないで

Come on roll
Come on roll, yeah

どかそう
どかしたいよね
どかそう、イエイ

どかそう…



 普段より、原曲の歌わんとする事を出来るだけ損なわずに訳詩しようと心掛けておるのですが、ラスサビ前のブリッジ部、原曲だとイアン・ハンターとリンジー・ディ・ポール嬢の掛け合いの場面、ここだけはROLLYさんの引用で演らせて頂きましたで候ふ

※再結成後のすかんちによる“恋のローラースケート(30th ver.)”を参照のこと

 グラムロックは我が生業(なりわい)で御座居ますから、皆が皆分からなくても仕方ねえのです。自然と無意識に分からねえ事を多々演っちゃいますから、気付く人だけ気付いてくれりゃあ良いのです(私はROLLYさんの演ること成すこと一々気付いているわよ、スウィートにマッドにBCR、クイーンもツェッペリンもパープルも、ジュリーや近田春夫やはっぴいえんどだって)。そんなミーのこと、分かってくれた貴方はそうね……ウルトラバーニンソウルメイト🖤

 ドグマッドグマッドグマッ


未完の、終わらない詩……全てはここから始まった(今回サングラスしてないが)

 ああ、NN。つまり長すぎる夏、ないし夏が長い。夏も冬も想い出たくさん大好きな季節だけど、春や秋をこれ以上なくさないで!って感じ。東京の真夏日(30度超え)日数は今年既に80日以上を数え、明治五(1872)年からの観測史上、過去最高とな。何ならこのまま真夏日日数90日、100日と以後超えられない記録として、ガンガン更新して行って欲しいね令和五(2023)年……ここんとこ谷川俊太郎とか中原中也とか詩集ばっかだったから、そろそろ分厚い長編でも読もうかしらん読書の秋(←いつ来んねん暑いわい)


“Seven years bad luck ain't that long──(7年間の下積みなんてたいして長くない──)”
~Mott the Hoople「Through the Looking Glass(偽りの鏡)」より~




ぢゃ、これにてグラム歌謡、次はメタル野郎で逢おうぞ!!