2018年12月30日日曜日

「Nori MBBMのカバーMVシリーズ」まとめ

皆様こんにちは、ノリ・エムビービーエムです。

 前バンド・MBBMが解散する直前くらいから始めた“Nori MBBMのカバーMVシリーズ”、詰まるところバンド活動以外に「一人でも出来る事をやろう」というのが事の始まりだったのです。

 一昨日アップしたイエモンのカバーでMVが丁度10本目と相成りましたので、今回このブログ記事に纏めてみました。こんなカバー・選曲・アレンジは「世界中を探しても私、ただ一人だけよん」と自負しております!!


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「Nori MBBMのカバーMVシリーズ」まとめ


1.「中産階級ハーレム」(1989, じゃがたら cover)

 じゃがたら、1989年の作品(作詞・作曲:江戸アケミ)。カバーMVは2016年12月にアップ


2.「銀座カンカン娘」(1949, 高峰秀子 cover)

 高峰秀子、1949年の作品(作詞:佐伯孝夫、作曲:服部良一)。カバーMVは2017年5月にアップ


3.「Lucy in the Sky with Diamonds」(1967, The Beatles cover)

 ザ・ビートルズ、1967年の作品(作詞・作曲:レノン=マッカートニー、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2018年5月にアップ


4.「メケ・メケ」(1954, Joe Dassin cover)

 ジョー・ダッサン、1954年の作品。美輪明宏が1957年に日本語でカバー(作詞:シャルル・アズナヴール、作曲:ジルベール・ベコー、日本語詞:美輪明宏)。カバーMVは2018年5月にアップ


5.「ワイルド・サイドを歩け Walk on the Wild Side」(1972, Lou Reed cover)

 ルー・リード、1972年の作品(作詞・作曲:ルー・リード、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2018年6月にアップ


6.「赤色エレジー」(1972, あがた森魚 cover)

 あがた森魚、1972年の作品(作詞・作曲:あがた森魚)。カバーMVは2018年8月にアップ


7.「彼氏になりたい I wanna be your Boyfriend」(1976, Ramones cover)

 ラモーンズ、1976年の作品(作詞・作曲:トミー・ラモーン、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2018年8月にアップ


8.「Metal Guru」(1972, T.Rex cover)

 T.レックス、1972年の作品(作詞・作曲:マーク・ボラン、日本語詞:Nori MBBM)。カバーMVは2018年9月にアップ


9.「センチメントがお好き?」(2007, 毛皮のマリーズ cover)

 毛皮のマリーズ、2007年の作品(作詞・作曲:志磨遼平)。カバーMVは2018年12月にアップ


10.「Song for Night Snails」(1992, THE YELLOW MONKEY cover)

 ザ・イエローモンキー、1992年の作品(作詞・作曲:吉井和哉)。カバーMVは2018年12月にアップ


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 以上で10本!!わたくし“Nori MBBMのカバーMVシリーズ”、如何でしたでしょうか?

 超特濃の愛情と一寸の苦悩と真心を込めて……歌い、奏で、録音・撮影・編集も私がほぼ一人でやったので、己が執念の底知れぬ深さに食傷や拒絶を起こしている人が居たら申し訳ありませんが、「まだまだ物足りんよ!!」という懐の深く器も大きい貴方様には、我がバンドのライヴ映像やスタジオセッション等も観られる「MBBM burning project OFFICIAL CHANNEL」への扉もペタっと貼って置きますので、良かったら観に行ってきまっし!!※怪しいサイトじゃないから安心してネ

 これからも一生懸命、真心を込めて誠実に、バンド及びソロ活動を演って参りますので、信じてついて来て下さいね。


 それでは2018年も有難う御座居ました!!平成最後の、来年もどうぞ宜しく!!


2018年12月28日金曜日

イエモンとマザ~(←ジョン・レノン)の12月28日

本日12月28日は“ナンバーワン・ロックンロールバンド・イン・エイジアン”ことTHE YELLOW MONKEYのお誕生日だ!!そして、おかんのお誕生日だ!!



 という訳で“Nori MBBMのカバーMVシリーズ”、その記念すべき10本目(そう、これで10本目!!)を飾るのは、イエモンの92年のメジャーデビューアルバムのオープニング1曲目「Song for Night Snails」をカバー致しました。

 原曲がもう狙いに狙ったグラムナンバーなので、自分はただギターの弾き語りと打ち込みでいつも通りにカバーしただけです……というのも芸がないので、この曲のモチーフになったであろうミュージカル映画“ロッキー・ホラー・ショー”のオープニング&エンディング曲「Science Fiction/Double Future」を最後にドンと繋ぎ合わせて、自己紹介がてら自作の詩まで勝手に付けて、カバーMVシリーズ10本目の一区切りとなるよな、2018年を締め括る大仰なアレンジを施して演りました。ツイッターの方でもロッキー・ホラー・ショーの件を分かって下さる方が居て、とても嬉しかったです(演った甲斐あったぜRKO)!!



 吉井さんが“夜行性のかたつむり達”に捧げた歌なので、MVにも蝸牛(のフィギュア)を登場させましたぞ!しかも殻にはボウイ様の、アラジンセインの、あのグラム期を象徴する額の稲妻マーク(元ネタはナショナル[現パナソニック]のロゴ“Nマーク”)も、ご丁寧に付けてやったのだぞ!イカしてるでしょ?え、このタコ?興味ないって?満足してんのお前だけだろって?そうかもなドクターエ~ックス★


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 あゝ今日は武道館でイエモンのお誕生日ライヴ“メカラウロコ29 -FINAL-”だよ、行きたかったなあ、、年末も年始も仕事だよ、久し振りに家で紅白とか観て年越ししたいなあ……なんて、いかんいかん愚痴ってもうた!!

 今日はイエモンのお誕生日だし、俺はイエモンと同い年でメカラウロコ“29”とはつまり俺も“29”歳になったという事だし(毎年言っている)、ウチのおかんのお誕生日だし(また言っている)、昨日はおやじのお誕生日だし(おかんと一日違いなんである)、まあ人との御縁を殊更に感じるのが日本の師走というものであります。

 ツイッターの知り合いにもメカラウロコへ行かれる方が居て、今からライヴレポが楽しみである。今年はどんなレア曲を演るのかな?


 “Nori MBBMのカバーMVシリーズ”も一度、このブログで纏めよう。

 それでは年末奉公に行ってきまする!!


2018年12月23日日曜日

俺は今さらボヘミア~ン(←葛城ユキ)の12月23日

一昨日は21日に映画「ボヘミアン・ラプソディ」を遅ればせながら観て参りました!!


Unfinished Balladesのしんさん(左)にCosmic Hallsのそまちゃん(右)と私の3人で鑑賞

 ご存知の通り各メディアで猛プッシュされている上に、私の好きな著名な方々も「オープニングで泣いた!!」「今年イチの映画!!」と大絶賛していたし、イエモンの吉井さんも11月のピンク(←ブログね)で「泣きすぎてマスクびしょびしょになったよ」と書いていたので、「これは“DVDで後で買う”とか“配信されたらパソコンで観る”とかの映画じゃないな」って、まんまと運命を感じ、あの志磨さんが「良い映画館みつけちゃったなあ」とドレスマグの付録ラジオで話していた“立川シネマシティ”まで観に行ってきたのであります。何よりグラムロッカーを自称するものとして、“クイーン”と“フレディ”は避けて通れないのだ!!


立川シネマシティ前に佇むCosmic Hallsのそまちゃん

 ※以下、ネタバレあるので映画の内容を知りたくない方はご注意を

 最初に手前の感想を言わせて貰うと「おいフレディ!おい皆の衆(←村田英雄)!全然泣けないぞ、この映画!!」ということ。(メンバーのブライアンとロジャーが製作に関わっていたのもあるだろうけど、)我がまま放題で周りを振り回しながらスターダムにのし上がってゆくフレディの描写に感情移入できず、モヤモヤしたまま本編終了。一緒に観たしんさん、そまちゃんとも話しましたが、個人的に泣きどころはなく、大絶賛していた人達と「貴方の心の何処に大ヒットしたの?」って、じっくり話がしたい気分です。喧嘩とか討論でなし、純粋に教えて欲しい。

 何かこう書くと偉そうな批評家みたいで嫌だし、クイーンとフレディとブライアンのレッドスペシャルのサウンドは関係なく好きだし、映画が完成するまでの紆余曲折(脚本段階からバンドと製作側で一悶着あったり、撮影終盤に監督の交代があったり)も、役者さんの役作りに対する執念や労力も事前に調べて知っていたのだが、多くの方々の様に手放しで感動できなかった。「皆の誉めているものが気に食わん!」「俺は他と違う感性を持っているんだ、どうだ!」っていうのでもない。誰の感想も評判も聞かずに先入観なく鑑賞していたらば、少しは感動したのか泣けたのか、それも今となっては分からない。



 これで映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て感動した方々を不快にさせてしまったら、またこれから観るのを楽しみにしている人にとっても、本当に申し訳のない事です。作品の深みや物語の多層性に手前で気付いてないのかもしれません。


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 ここまで書いておきながら説得力ないけど、“グッ”ときたところは幾つかありました(ここから巻き返してみせましょう)。まず、映画のタイトルにもなっている名曲「ボヘミアン・ラプソディ」が世に発表される迄の波瀾万丈な経緯について。

 筆者自身、二年程前に“金星のアフロジニー”という詩を書いた際にバンドのメンバーから「誰だよ!」と失笑された経験があるのですが、フレディの方はドラムのロジャーから「ガリレオって誰だよ!」と自作曲の詩について小言を挟まれ、レコード会社の重役からも「こんな曲、売れねえよ!」と言われ、一旦は契約交渉が決裂してしまっても、知り合いのDJに駆け寄ってその曰く付きの曲を(発売前にもかかわらず)ラジオで流して貰う様に強引にお願いするという……この徒ならぬ執念にはグッと来ました。並大抵のバンドマンと違ってフレディは楽曲に生い立ちや心血をたんと注いでしまうから、他の奴等からしたら全ての言動が“トゥーマッチ”になってしまう運命なのである。

 だがしかし、自分の作った大切な曲を理解のない者から好き勝手に言われ、誤解され、本当は名曲として世の中に評価される顛末も本人は知っているのに、見えているのに、それまで歯痒かったろうな、長かったろうな、フレディ。


 それから、「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞の解釈は人それぞれで全く異なります(ブライアンもその核心には触れようとしてこなかった)が、“ママ、人を殺してしまった”“生まれてこなければよかった”という詩を(恐らく殺人を犯した事のない)フレディ自身に重ねた時、この映画で描かれたシーンの数々が眼前に蘇り、やっと鳥肌が立ち、ようやく涙が零れ、遂に胸がギュッと痛くなったのです(ただ、この映画を大絶賛していた人達と手前の感動が同じものとは思えないし、手前の方は上映中でなし帰宅後に、という訳です)。


 彼女の心はとっくに離れているのに「電気をつけて!お酒を持って!乾杯!」と窓越し、電話越しに強要する哀れなフレディ。

 自身のコンプレックスである特徴的な前歯や性的嗜好について、配慮のない周りにも決して弱さを見せないフレディ。

 家族と最初から最後まで完全に分かり合えず、自らの出生名を勝手に変えたり、同性の恋人について両親や妹から理解し難い表情をされても、「父さんの言っていた“善き行い”をしてくるよ」と、自分の生き方を貫き通してライヴエイドの会場へ向かうフレディ。


 映画の最初から最後までを思い出して、今さら感動しております。己が已だ“巳年”且つ又“牡牛座”の身でありますから、どうかご容赦ください。

 “ママ、人を殺してしまった”──その人って、家族がかつて望んでいた、好青年になるはずだった、もう一人のフレディではないか。“生まれてこなければよかった”って何を今さらそんなこと、視界がぼやけて文章打てまscbけsjbfk


 やっぱり俺らグラムロックが好きだ。自分を一人殺したからにゃ、殺した方の自身は誰よりも明るく元気に、派手で大袈裟に、過度で完璧に、濃密にグラマラスに生きていかないと──フレディ・マーキュリーみたいに


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(左から)そまちゃん、しんさん、拙者、カズ兄

 映画鑑賞後、前バンド・MBBMのカズ兄とも合流。MBBM、Unfinished Ballades、Cosmic Hallsと己が歴代のバンドメンバーが一堂に会するのは初めてで、忘年会らしい忘年会となりました。また集まりたいし、こんな長文を読んで下さっている貴方にこそ私は逢いたい。

 これを書いている今日、12月23日はしんさんのお誕生日。おめでとうございます!!これからも末永くギターをギュイ~ンして下さい!!!


 また年内に記事を書く、それではまた


2018年12月5日水曜日

祖父と毛皮ズと私~(←平松愛理)の12月5日

ここ1、2ヶ月は悲しい事があったり、仕事でもプライベートでも色々と躓く事が多くて、ブログの執筆や音楽活動が思う様に出来ておりませんでしたが、ここからまた一生懸命やって参りますので、宜しくお願いします(以前より強くなりました)。



 今回の“Nori MBBMのカバーMVシリーズ”は前々回のブログ記事でもちょろっと予告していたのですが、我が青春のロケンローバンド“毛皮のマリーズ”からお気にの曲である「センチメントがお好き?」をカバー致しました!!

 原曲は“毛皮ズ”のインディーズ時代の2nd「マイ・ネーム・イズ・ロマンス」に収録されているオールディーズ風のナンバーですが、今回の手前のカバーでは原曲のレトロな雰囲気を踏襲しつつ、いつもの打ち込みを更にエスカレートさせて仕上げたので、謂わば“オールディーズ・テクノ”或いは“ウォール・オブ・テクノサウンド”って感じ?


 使用楽器は愛用のシンセサイザー(日本が世界に誇るコルグ製!!)のみで、自分史上一番シンセを重ね、ピアノやらストリングスやらアップライト風ベースやらやらやらやら……シンセだけで20トラック以上、アナログな手弾きで多重録音!!原曲の対極を演ってやろうってことで、ギターなど生楽器は一切使っておりません。

 MVを視聴されて「言うほどシンセ鳴ってなくね?」と突っ込む輩も居るかもしれないが、何せボーカルとコーラスにハンドクラップ以外は全てシンセの打ち込みだから、(薄い電子音に厚みを持たせるため)ピアノだけでも4トラックは使っているし、後はもうただひたすらシンセの上にシンセ、そのまた上にリヴァーブやディレイ等のエフェクトを重ね……って感じで、ギターの弾き語りからトラックを作るより「シンセで一から作るのは疲れるなあ」という、まあ作者の私的な所感でしかないか。とりあえず今回はシンセだけで頑張り過ぎたので、今後しばらくはまた安定のギター弾き語りスタイルに戻りそうな気配……



 MVの撮影場所については自宅から徒歩15分位の場所にあるラブホテルでありまして、高円寺でHな事ばっかしている人には有名なとこです(私は使わないが)

 其れというのも此の「センチメントがお好き?」という楽曲、作者の志磨さんがバンド一本で食えなかった頃、「エッチなビデオ屋で働いてた時にレジの受付しながら仕事中にコソコソ作った」といった事をドレスマグの付録ラジオで話されていたので、「それならエッチなラブホで撮るのが丁度良いか」と思いついた次第、それだけの話。


 それからツイッターでも呟いたけど、12月5日が父方の祖父の誕生日だったので、何となくお祝いの意味も込めて本日、カバーMVをアップしたのですが、この“センチメントがお好き?”が収録されたアルバム「マイ・ネーム・イズ・ロマンス」の発売日も12月5日、更に“毛皮ズ”の解散ライブDVDを先ほど観ていて気付いたのですが、その武道館での解散ライヴも12月5日。

 じいちゃんにとっても毛皮ズにとっても大切な日だったとは、、やるなあ山勘の直観の第六感ないし何某かの運命!?と自己満足の一日でした★(ブラックスターッ)


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なおさんの愛機フルセット(わざわざ機材車まで出してくれて有難い)の図

 その上さらに今日はUnfinished Balladesの初音源のレコーディング、その第一段階となるリズム録り作業も演ってきたのであります(私はギタボなので今回はレコーディングせず、ただ機材運びやマイクのセッティングを手伝っただけ)!!まだドラムとベースだけですが、(夏頃から演ってきたプリプロを元に)既にめちゃくちゃエグい音とアレンジで録れているので、これは名盤になると断言しておきます。

 ドラムのなおさんもベースのしゅうさんも、収録予定の楽曲をレコーディング用の新たな譜面に起こして来てくれて、一つ一つのキメのフレーズなんかもライヴの時とはまた違うパターンでぶちかましてくれて、一同とても気合いが入っております!!

 現場にはプロのエンジニアスタッフの方も入れて「こんなレコーディングの仕方アリか!?」の連続で驚いたし、勉強になりました。最近のレコーディング技術やパソコンの編集技術は凄い……朝の8時30分から約10時間に渡る長丁場、本当に皆様、お疲れ様でした!!


 後日、己がボーカルとギター、しんさんのリードギターを録って、レコーディングは終了、最後のミックス・マスタリング作業もプロの方に依頼してあるので、完パケまでの流れは完璧です。

 バンドの初音源ができたら配信かCDプレスか、平成が終わる迄には皆の手元へ楽曲が届く様に致します(日々の作業時間も予算もそう多くは取れないので、発売までの予定はゆるりと進めて参ります)。



 Unfinished Balladesの初音源の方も、どうかお楽しみに!!


2018年10月16日火曜日

メタ読書感想文 [type:spiral-shaped]

実家にある勉強机(兄のお下がり)の引き出しに、小学校の時の読書感想文を見つけてしまった。「我ながらよく書けたぞ」という記憶は一つもないので、情感の一つも表せていない駄文であろうと読んでみれば、思いのほか手前の必死が滲む位には書けている。手前の必死というのはこうも身に覚えなく、君以上に誤解され、忘れ去られるものである。改めてそう感じ入り、この読書感想文の更なる感想文を認める。

 とは言え感想文の締め方、その結末が揃いも揃って酷かったので、今までの記憶はやはり確かなのであった。“泣きました”、“感動しました”、“勉強になりました”、“がんばりました”、“ありがとうございました”といった具合に、どの感想文も同じく凡庸たる過去形を迎えていた。自主的な没個性、若しくは慇懃の無礼を自覚している。言い訳をさせて貰えるなら、想定され得るあらゆる読者から馬鹿にされたくなかった為、手前から馬鹿となっていたのを覚えている。ある程度、考える事(=独自性・独創性)を放棄している。当時は“バードアイ”なんて格好付けていたが(←楠みちはるの漫画で知った概念)、謂わば鳥瞰、より誇張すればメタ視点と云えなくもない。

 その代わりと言っては何だが、お絵かき帳やじゆう帳では一人天下を取っていた。中途半端な恥は命取りになるが、命にかかわる恥であれば手前で如何様にも出来るのである。飛行機や戦車やその内部構造のイラストに、独自の解説や講釈、型番やスペックを表す幼稚な文字が所狭しと羅列されていた。今の己れと直結していて、否定が即死に直結する恥である。当ブログ記事では是らを、敢えて他人事として扱う事とする。世俗に塗れた代償を払いて、成果を上げようと試みる。螺旋構造に気付いて、全長以外は変わらぬ形状をしている事と思う。ほら、来るよ──


 最後に、ここまで読んで頂き、ありがとうございました。泣きました、感動しました、勉強になります、がんばります。


2018年10月8日月曜日

吉井さんの夢を見た

吉井さんの52歳のお誕生日に夢を見た。夜勤前に仮眠を取った、今し方の話。

 吉井さんの歌う「Winner」のライヴ映像に合わせて、何故か自分が歌を入れる、それも実家の居間で。実際に実家でレコーディングした事は勿論一度もない。納得がいかなくて、何度も何度も録音テイクを重ねてゆく、傍らには寝ている家族。寝ている側でレコーディングするなよ

 途中、吉井さんの楽曲エピソードを回想する俺ら、何故に「Winner」をチョイスしたのか。手前は“清廉カタルシス系ロビン”より“濃厚グラム系ロビン”が好きだし、「I WANT YOU I NEED YOU」とか「マンチー」とか「魔法使いジェニー」とか「ヘヴンリー」とか「クランベリー」とか、とかとか。中には「吉井さんにそんな曲ないよ!」と起きてから冷静に突っ込むよな曲まで夢の中の誰か(思うに理性とか意識を持った自分)に紹介していた。一応確認するけど「CASSIS」、「シャンペイン」なんて曲、吉井さんの作品にはないよね?


 21時の目覚ましが鳴って、先ほど叩き起こされた。電気のスイッチと間違えて、エアコンを起動して、すぐ切る、真っ暗な部屋で。今だってこれ、ちょっと寝ぼけている。

 いま見た夢の意味を知らないけど、吉井さんの誕生日に吉井さんの夢を見たのだから、無意識の自分にはまだ素直で健気なところが残っているのかもしれない。いつも憧れている吉井さんでも、普段は殆ど夢に出て来ないから。


 今日は朝から夕方まで毛皮ズの「センチメントがお好き?」という曲を宅録していた、夢を見る前まではそんな一日だった。いずれMVを撮ってアップするぞい



 遅刻しちゃう、シャワーしていざ仕事へ!!吉井さん、お誕生日おめでとうございます!!イエモンの新曲の「天道虫」、カッコ良すぎ★


2018年9月30日日曜日

G・L・A・M ~ゴッツいレディのアタイがママよ~

はーい、ノリ・エムビービーエムですわよ。9月も今日で終わりねん☽



 そうそう、本日9月30日はT.Rexのマーク・ボランちゃんのお誕生日なの。グラムの星の王子様、おめでとん☆

 彼の描いた「メタル・グルー」という素敵なグリッターナンバーに、アタシゃ日本語訳詞をつけてルンルンで歌いましたわ。


「Metal Guru」
作詞・作曲:マーク・ボラン

Wow-oh-yeah!!

Metal Guru is it you, Metal Guru is it you
Sitting there in your armor plated chair, oh yeah


Metal Guru is it true, Metal Guru is it true
All alone without a telephone, oh yeah


Metal Guru could it be you're gonna bring my baby to me
She'll be wild you know a rock and roll child, oh yeah


Metal Guru has it been, just like a silver-studded sabre-tooth dream
I'II be clean you know pollution machine, oh yeah


Metal Guru is it you, Metal Guru is it you
Oh yeah, oh yeah, yeah, yeah, rock!


Metal Guru could it be you're gonna bring my baby to me
She'll be wild you know a rock and roll child, oh yeah


Metal Guru is it you, Metal Guru is it true
All alone without a telephone, oh


Metal Guru could it be you're gonna bring my baby to me
She'll be wild you know a rock and roll child, oh yeah


Metal Guru is it you, Metal Guru is it you, yeah, yeah, yeah
Metal Guru is it you, yeah, yeah, yeah
Metal Guru is it you, yeah, yeah, yeah ....



日本語詞:Nori MBBM

Wow-oh-yeah!!

メタルグルー、瞑想中
メタルグルー、何時来る
座って冷たい重たい鉄の椅子


メタルグルー、瞑想中
メタルグルー、何時来る
音のない世界でお待ちしてます


メタルグルー、口説く
僕の夢の恋のベイビー
凄えワイルドなロックンロールちゃうのねん


メタルグルー、恥ずかしい
甘える虎のように夢みる
愛の掃除屋、キレイキレイマシーン


Metal Guru, is it you?
Metal Guru, is it you?…


メタルグルー、功徳
お経が子守歌のベイビー
善悪二元論ロックンロール出ちゃうよね


メタルグルー、瞑想中
メタルグルー、何時来る
音のない世界でお待ちしてます


メタルグルー、口説く
僕の夢の恋のベイビー
凄えワイルドなロックンロールちゃうのねん


Metal Guru, is it you?
Metal Guru is it you, yeah yeah yeah


Metal Guru is it you, yeah yeah yeah
メタルグルー、いつチュー?
「言え、言え、言え」


メタルグルー、いつチュー?
「いえいえ…」

メタルグルー、いつチュー?
「家、家、家?」


メタルグルー、いつチュー?
「いえいえ…」

メタルグルー、いつチュー?
yeah yeah…Yeah!!!!!!!!!




 アタイの詩、どうかしらん?楽曲トラックに関してはね、いつもの赤いストラトちゃんをジャカジャーンと鳴らしましてからに、ドラムは“ズンッタッタズンッタ”の所謂グリッタービートにアレンジいたしましたわ。最後の仕上げにストリングス&シンセをポロポロリンって感じね。



 MVにはね、ワタクシが寄せて集めた「クマーズ11(イレヴン)」に出演して貰ったの。



 「クマーズ11」──それぞれにお名前があるのよ。左から、ワタクシメのお誕生日を着飾る“メイ・ザ・ファース”、両手で抱えたハートを押すと自らの名を告白してくる“アイ・ラ・ビュ”、大きな身体に大らかな心の持ち主“リボン・ド・シロ”、胴体のファスナーを開けると物を収納できる“ペタン・コ・アヲ”、ばってんおめめの“Mr.テディーン”、付き合いが一番長くて14年も一緒に居る“猛田ショウ”、どさくさ紛れに“エルモ”、かつて恋人とお花畑へ行った際に土産物屋から連れて帰ってきた“チェリヲ&ベリヲ”、水玉の浴衣がまあ渋い“甚平ノ助”、クローバーのペンダントを後から付けてあげた“ヨツバユウスケ”、以上11人(11頭かしら?あたま?かしら?うふふ)。本物のクマはおっかないけど、ぬいぐるまれたクマは可愛いものよ。



 そしてクマーズに与えたお家は、高円寺の古着屋に置いてあったアンティーク調のカバンで「これ売り物ですか?」「上の者に訊いてきます……(しばし交渉中)……大丈夫です、売れます!」「有難う御座います、そうしましたら下さい!!」と言ってウチが数千円で買ってきたものなの。外にステッカーがペタペタ貼ってあってイカしてるけど、中も良い感じにハート&お花柄よ。クマーズのお尻がつくところ(カバンの底)には、桜模様の和柄の手拭いが敷いてあるわ。

 あとねん、ミーのお洋服、星柄のボタンシャツも外国のヴィンテージ物で、5年ほど前に高円寺の古着屋さんにて、閉店セールの半額ちゃんで買ったヤツざます(そのお店は下北沢に移転してからも何度か行ったわ)。生地もテロテロしてなくて、カッチリとタフに作られていて、ワイ好みだわ。ナポレオンジャケットは昔、インターネッツの通販で買ったの。お帽子は老舗・ニューヨークハットのヤツで、豹柄がイカしてるでしょ。昔はよくこんなデーハーなカッコで出歩いてたもんだわさ(今は大人しめ……しかし、数年周期で巡り廻るアタイの♪ファッション!レッボリューション!!ノウノウ!エヴォルーション!!←ダンボールバット)




 今回はずっとオネエ口調で失礼したわん。そんな気分なの、私の中のチャンネルが、御免なすって。因みに前回のラモーンズのカバーに引き続き、また神奈川の方まで行って、其処にある“風船の家”という処で、今回のMVを撮ってきたのよ。

 “芸術”の、“読書”の、“食欲”の秋が遂に来たわね!!そりゃみんな貪り喰らうわよ

 ではまたね、ごっきげんよう(♪お化~粧してぇさ・よ・な・ら……チワワをぅ連れて~←“4000粒の恋の唄” by イエモン)


2018年9月16日日曜日

41レクイエム

「そして、あなたがここにおいでになったのも、おそらくは、人を墓地にも、秣桶(まぐさおけ)にも導きよせる、あの精神界に輝く天上の星に道を示されてのことなのです……」
-ドミニス神父

 我が生誕は誰かの辞世、何かの伝道より往生の君、また逢えたね。

 壁が何処か見つめていたり、雲が噂をしていたり、橋が眠たそうにしていたり、風が忘れ物を取りに来る。「何年の何月何日に何々がありました」と覚えている様に、よく見えることがあるし、相手にされないこともある。

 空の色が変わること、朝とか夜が来ること、潮目が変わること、繰り返すだけのこと。「何年の何月何日に何々がありました」と忘れない様に、溢さない様に、一つずつ。


 見つめ合うより心が通じ合うのと、分かり合えないで視覚を共有するのと、ごっちゃになって苦労しちゃう、其処のところを詳細に。

 王道を知りたい餓鬼、知った後で邪道な親父、どちらも道じゃと動じない爺。三人が一人で共有したらば、何も信じなくて良いぢゃん。分かり合えないで、分かち合うぢゃん。

 孤独とは、強い自意識で以て、堕落も辞さない用意がある。折角の機会だから、唯の一つも、お取り溢しなく。何ものか対峙して、時に自意識を捨て、時に身を任せる様に。気負う事なく、敗北もなく、しなやかに。相手が寄りかかって来たら、改めて自意識を持ち、ほら独壇場。


 両想いになる為の片想いでなし、思うに於ける片想い。構われなくてもソッポ向かれても、見兼ねた愛が味方する。恐らく愛されている(その何倍か確かに愛した)。

 中身がなくても大丈夫、行為と添い遂げるつもりなら。
 目的がある場合、有意義な行為となるだけ。
 受動、本能、興奮、恋。
 能動、理性、冷静、愛。

 破壊、破戒、忘れられた罪を重ね重ね、文化の形成。
 共存、共生、自然と私が傷つけ合い、騙し合う。
 憎むか、愛すか、だけ、だらけ。


 憎む派
 「ヤバい奴いんな」
 「ブツブツつぶやいて」
 「気持ち悪ぃ」
 「関わんないでおこう」

 愛す派
 「まあそう言わずに」
 「ライヴハウスかYouTubeで逢いましょう」
 「分かり合えますよ」
 「愛し慕うてます」


 私に貴方の火をください、貴方の命を。それを絶やさずに燃やし続けますから。貴方は私に、私は貴方に生きるのです。


 憎む派
 「貴方は何時かの私」
 愛す派
 「私は何時かの貴方」


 こう唱えてもう、41度目になります。


2018年8月26日日曜日

80年代ヤンキーLOVE!!

真夏日から夏日の陽気へ「お、涼しくなってきたかな」と思っていたら、またもや東京は猛暑日であります。これが本当に平成最後の夏でしょう。



 恒例になりつつある“Nori MBBMのカバーMVシリーズ”、今回は横浜にある「海の公園」という海浜公園の人工の砂浜にて、“偉大なる金太郎飴”と呼ばれ永遠に上手くなろうとしなかった純然たるパンクバンド・ラモーンズのド直球ラヴソング「I wanna be your Boyfriend」のカバーMVを撮ってきました!俺らが名付けた邦題はまんま「彼氏になりたい」だ!髪もバッサリ切っただ!シドのTシャツとショットのダブルのライダースにブーツを履いて夏の海だ!

 さっきツイッターで流れてきたのだが、ちょうど今日グリーンデイの人もジョニー・ラモーン・トリビュートという名のイベントをハリウッドで演るらしい(俺らグリーンデイ聞かねえからなあ、、)


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 4、5年くらい前かな、まだバンドをやる前に一人宅録を始めた頃にも一度この曲をカバーした事があって、その時も手前で訳した日本語詞をつけていたのだけど、今回また訳詩を一から書き直し、新たにレコーディングしたという訳です。

 原曲に忠実なアレンジだった一度目の宅録と打って変わって今回は、ドラムの打ち込み、ギター、ボーカル、シンセ等を重ねてゆく中で、(この感じ、もしかして初期のBOOWYっぽい?2nd「インスタント・ラヴ」辺りに入っていても違和感ないよな?)と自問して、自答した結果が“はすっぱ”だとか“とびっきり”などのヒムロック的な歌詞となり、気分は宛ら80年代ヤンキーLOVE!!……レコーディング当初はスウィートやベイ・シティ・ローラーズ等のバンドに代表される様な70年代のグラムロック、バブルガムポップ、パワーポップ的なアレンジを狙っていたのですがね(冒頭と終盤のツインのリードがその名残)。

 日々の夜勤漬けによる手前の枯れた声も氷室京介が“狂介”の時のものか氣志團の綾小路翔か、即ち“80年代の不良/ヤンキー”が矢張り今回の裏テーマでありまして、“イカシてる”、“マブい”といった言葉の他に“ホの字”、“当たり前田の~”なんていう昭和の死語もバシバシ多用して演ったのです。死後だけじゃなく“死語”の方も輪廻で生き返らせないとね、逆にそろそろ新しいよねって感じ──80年代ヤンキーLOVE!!


 いつもの如く歌詞をここに載せて置きますが、今回は前半が原詞のまま、後半が手前の訳詞となっております(これを80年代のヤンキーは“ルースターズの大江方式”と呼ぶのだぞ、分かったな)。


「彼氏になりたい -I wanna be your Boyfriend-」
作詞・作曲:トミー・ラモーン
日本語詞:Nori MBBM


Hey, little girl, I want to be your boyfriend
Sweet little girl, I want to be your boyfriend

Do you love me babe?
What do you say?
Do you love me babe?
What can I say?

Because I wanna be your boyfriend
Hey, little girl, I wanna be your boyfriend
Sweet little girl, I wanna be your boyfriend

Uh, うぅ、うん…

ああ、あんたの彼氏はイカシてる

マブいのさ
俺はなりたい、ボーイフレンド
ホの字だぜ
当たり前田のボーイフレンド

好きなのか
分からないぜ
好きなのさ
敢えて言うよ

ああ、あんたの彼氏はイカレてる

マブいのさ
俺はなりたい、ボーイフレンド
ホの字だぜ
俺はなるぜ、ボーイフレンド
はすっぱで
とびっきりのボーイフレンド


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 それにしても台風20号の通過直後にロケした(スケジュール的にその日しか行けなかった)ので、滝の様な豪雨に何度も見舞われ、都度、撮影中断する羽目となり、思ったよりも疲れたのだぜ。

 そのお陰と言って良いのかは分からないが、朝から昼過ぎまで3、4時間もだだっ広い砂浜に居て、出会ったのは家族一組のみ(お母さんと女の子と男の子が元気そうに遊んでいた)、大きく臨む海を贅沢にもほぼ一人占め状態、しかし嵐の様な天候というカオスいや真輔的ケイオス。

 MVの途中で画面全体がブルブル震えているのは編集でなし、砂浜に深く突き刺した三脚で以てカメラが強風に耐えている為です。

 また何時か海で撮影する時は、天候の穏やかな日にしよう。砂と潮に塗れて全身ベタベタになった私は、そう誓ったのでした……(帰宅後即シャワー、そのまま仕事へ)


 それではまたの秋に、左様なら。平成最後の8月、有難う。


2018年8月10日金曜日

平成最後の夏は何色?

平成30年8月、国の予定ですとこれで“平成最後の夏”という事になります。明日からお盆休みの方も多いのでしょうか?こちとらお盆も絶賛6連勤!!(滝汗←40℃近い東京のアスファルト照り返しジリジリ攻撃)



 さて今回は、日本フォークロック界の異端児・あがた森魚さんが1972年に発表して大ヒットした「赤色エレジー」をカバー致しました。

 以前よりこの曲は“カバーしたい”でなし、“カバーしなければならない”類いのものでした(日本人として生まれたからには)。白状すれば10代の終わりか20代の始め頃、あがたさんを知ったのは矢張りイエモンの吉井さんからの影響でした。

 吉井さんもそうだったと思うのですが、あがたさんの唄を初めて聴いた時、幼い頃のトラウマを喚起させられる様な衝撃を受けたのです。迸るノスタルジーを剥き出しに、「あゝ寂しいよ」と云わんばかりに、こんなにも遠慮なく泣く様に唄を歌って良いんだ、と吉井さん共々かなり影響を受けた歌い手の一人であります。


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 楽曲に関して、原曲はアコースティックで温かみのある素朴な佇まいでしたが、私はエレキギターで、それも歪ませていないクリーントーンのストラトを中心に、いつもの打ち込みとシンセサイザーの重ね録りによって、現代のオルタナロックを経由した後のふてぶてしいアレンジで以てカバー致しました(ボコンボコンいうドラムやジャキッとしたギターは蓋しNum-Ami-Dabutz的、ナンバーガールで候)。

 但し、楽曲の本質である“モボ・モガ”がアンニュイな表情を浮かべる様な、否、高度経済成長の陰に生きる幸子と一郎の貧困の喘ぎないし情欲の喘ぎが如き、大正~昭和に築造された木造家屋の湿った香り、そういった雰囲気は継承させて頂いたつもりです。

 優れた表現者とは“ノスタルジーの洪水”である(己が持論)。それが、あがたさんと彼の歌たちの答え(己が推論)。


 またMV(映像)に関してですが、毎年お盆に実家へ帰省していた時の記憶をもとに撮影、編集いたしました。

 小さい頃、実家の離れの畳の上に独り寝っ転がり、顔に見える天井の木目やふすま障子、ポロポロ崩れ落ちる砂壁に囲まれ乍ら、時折町の何処かから流れてくる祭り囃を耳にして、永遠に懐かしくなってノスタルジーに溺れて時間を失くした様な、そんな不可思議な夏の日の記憶を再現してみたかったのです(MVラストで聞こえる、遥か遠い村で謡われている、幻みたく朧気な“炭坑節”とかね)。あと風鈴のチリンチリンいう映像も撮っていたけど尺に収まりきらず、あえなくカット。

 あの“あがたさん”の曲なので私も私のノスタルジーやトラウマをだだ漏れで、感傷に浸るというより溺れながら演った訳です。


 MVのロケ地については、いま住んでいる高円寺の前に住んでいた処で撮影したものでして、其処はかつて文豪や詩人が多く住む街でもありました(あがたさんの敬愛する稲垣足穂の他、宇野千代と尾﨑士郎、川端康成に三島由紀夫、室生犀星や北原白秋など)。それから、MVに小道具として登場させた丸尾末広の漫画は“手前にとっての昭和”を表したものです←そこはお前、林静一の「赤色エレジー」だろ!と突っ込まれそうだが、私のノスタルジーやトラウマが選んだのは丸尾末広だから仕様がない!!上段で「楽曲の本質である“モボ・モガ”がアンニュイな表情を浮かべる様な、否~」と口走ってしまったのは、その為である。


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 Unfinished BalladesのレコーディングやCosmic Hallsの新曲作りも、地道にコツコツとやっておりましてよ。

 それではまた、ご機嫌よう。


2018年7月8日日曜日

“口づけと死”の後で──レコーディング宣言

大衆の上におよぼすこの絶大な支配力、大衆の感情も生活も、ただ一人の人間の魂に集約されるというこの事実を前に、突如私は、栄光のために身をささげつくそうと心にきめました。かつてドルイド教の巫女たちがゴーロワ人を犠牲(いけにえ)にささげたように、今やフランス人ののどもとを断ち切らんとしている今日の巫女たる栄光にです。
-フェリックス・ド・ヴァンドネス

 ちょうど1週間前、久し振りに演ったUnfinished Balladesのライヴ。約1年ぶりに出演した池袋アダム、観に来て下さった方々ありがとうです!!今年はレコーディングに専念するつもりなので、最近ライヴ不精ですまぬ。



 観に来てた友達が1曲だけ撮ってくれていたので、ここにアップしておきます──それがたまたま今回、リハーサルから気合いを入れていた「Kiss and Death」でした。以前までは判然としなかったギターソロやスライド、ブラッシングなどを意図的に鳴らして、さらに凶暴化させました。

 諸事情あって一緒にやってきた“あやさん”に代わり、5月のリハーサルからサポートで入ってくれた“しゅうさん”のベースも随所でバキバキ鳴っていて、最高の仏滅ライヴでした!!


 その他の曲も毎回リハーサルでアレンジを重ね、前バンドの時から演っている「Black Star Twinkle」や現バンドのテーマ曲「Unfinished Ballades」なんかはより壮大なロックオペラ的アレンジとなり、ギラギラしたグラム感が増し増しでアタシゃご満悦です。

 しんさんの作った「横浜ブレードランナー」は敢えてギターを弾かない部分を増やし、テンポを変え、メリハリをつけたことで、お客さん、共演者、スタッフさんから総じてウケが良かったし、個人的には昨年末に書いたハードコアナンバー「Anti-aging Music Rising」が今後、最強の武器になるだろうな、と確信を得る事が出来ました。これからも“キュオォォン”とハウらせてもらいます!!

 一年半ぶりに共演したシャム猫不発弾さんと“BJC談義”も出来たし(笑)、打ち上げで全共演者とも語り合えて、仏滅にしては愛のあるイベントでしたワ。


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 ライヴの話が長くなってしまいましたが、Unfinished Balladesの正式な音源をまだ出せていなかったので、これからレコーディングに入ろうと思います!!その前に何度かスタジオに入って、プリプロする予定だけどね。

 前バンドのMBBMから数えると3年以上、ギターのしんさんと共にライヴで鍛え上げてきた楽曲たち。必ずや音源として形に残したいと思っております。プロのエンジニアを入れて、ミックスやマスタリングまで抜かりなくやります。命懸けます。


 楽曲は完璧、役者は揃った。皆様に良い報せが出来ます様に、全身全霊で演って参ります。

 それではまた!!


2018年6月28日木曜日

ルーに呼ばれたから演った(それはライヴ、直前に)

6月、何となくルーに呼ばれた気がして、彼の曲を演りたくて堪らなかった。



 「パーフェクト・デイ」か「サテライト・オブ・ラヴ」か「ヴィシャス」か、はたまたモット・ザ・フープルもカバーしていたヴェルヴェッツの「スウィート・ジェーン」か、カバーしたいルーの曲が沢山あって、直前までこれらの曲をギターで弾いていたのですが、「ワイルド・サイドを歩け」の詩を見て“ピンッ”と来たので、結局一番有名なこの曲に決めました。

 この言わずと知れた名曲は、ルーが芸術家のアンディ・ウォーホールと出逢い、その界隈にいたドラァグ・クイーンなどのアウトロー達を描写する事で、(当時のニューヨークにおける)都市生活の退廃や、タブーとされていたものへ目を向けた画期的な楽曲でした(それが英米のチャート上位にランクインしたってんだから、ヴェルヴェットなアンダーグラウンドがオーバーグラウンドしたってんだから、凄い)。

 今回、この曲の詩をルーの体験そのままに訳しても良かったのですが、やはり日本で生まれ育ってきた身としては己が実体験を通し、我が国における都会の殺伐さを、其処に生きる人々の生活を、身近に見てきた誰かの人生を、(ルーがアメリカにおいてやった様に)生々しく描くことにしました。その為、日本人にとってニューヨークより馴染みのある“渋谷”、“新宿”、“池袋”等に生きる人々が登場いたします。下記、ルーの原詩と手前の日本語詩をば。


「ワイルド・サイドを歩け -Walk on the Wild Side-」
作詞・作曲:ルー・リード


Holly came from Miami F.L.A.
Hitch-hiked her way across the U.S.A.
Plucked her eyebrows on the way
Shaved her legs and then he was a she


She said, hey babe, take a walk on the wild side,
Said, hey honey, take a walk on the wild side.


Candy came from out on the island,
In the backroom she was everybody's darling,
But she never lost her head
Even when she was giving head


She sayes, hey baby, take a walk on the wild side
Said, hey babe, take a walk on the wild side

And the colored girls go,

Doo doo doo doo doo doo doo doo doo
Doo doo doo doo doo doo doo doo doo…


Little Joe never once gave it away
Everybody had to pay and pay
A hustle here and a hustle there
New York City is the place where they said:


Hey babe, take a walk on the wild side
I said hey Joe, take a walk on the wild side


Sugar Plum Fairy came and hit the streets
Lookin' for soul food and a place to eat
Went to the Apollo
You should have seen him go, go, go


They said, hey Sugar, take a walk on the wild side
I said, hey babe, take a walk on the wild side, alright, huh


Jackie is just speeding away
Thought she was James Dean for a day
Then I guess she had to crash
Valium would have helped that bash


She said, hey babe, take a walk on the wild side
I said, hey honey, take a walk on the wild side
And the colored girls say


Doo doo doo doo doo doo doo doo doo
Doo doo doo doo doo doo doo doo doo…



日本語詞:Nori MBBM


渋谷の交差点でうろうろ
下品で馬鹿そうな黒服が
そいつは道行く彼女に声掛け
相手にされなくても言うのさ


“行かないかい?ワイルド・サイド
ねえ、ハニー
Take a walk on the wild side”


日曜日の歩行者天国
生臭い新宿の裏路地
ふらふらにもたつく女が
くたびれた男に言うのさ


“行こうよ、ワイルド・サイド
ねえ、オヤジ
Take a walk on the wild side”


歌おうよ“ドゥ、ドゥドゥ、ドゥドゥ、ドゥ…”

恋人を乗せて走ってた
池袋のごちゃごちゃした道を
車が出るのを見計らって
飛び出してきて轢かれた男が言うのさ


“払ってもらうぜ
慰謝料を
Take a walk on the wild side”


今はこの街にいるのさ
初心を忘れそうになって
適当な服で出歩いても
誰にも何にも言われやしないのさ


“ここはワイルド・サイド
Hey babe, Take a walk on the wild side
オーライ、ハッ”


黒服のぴょんぴょん頭のあいつも
まっすぐに歩けない男女も
当たり屋のあのクソ野郎も
売れないオイラも覚えているのかい


“ねえ、ワイルド・サイド
こっちで合ってるの?
ワイルド・サイド”


歌おうよ“ドゥ、ドゥドゥ、ドゥドゥ、ドゥ…”



 音源についてはお馴染み、己がヤマハのアコギとコルグのシンセサイザーの重ね録りで、リズムトラックは原曲よりもロックのエイトなビートに寄せて作りました。ルーの歌う原曲では終盤、デヴィッド・ボウイが師事していたとある先生のサックスソロが入るのですが、俺は俺お得意のピッコピコシンセサイザーを弾いて演りました。

 ミック・ロンソンみたく上品で成熟したアレンジが出来ないから、俺は俺なりのノスタルジーでカバーMVするしかないのだ。子供の頃の幸せな記憶ってあるでしょ?ファミコンとかゲームボーイとかやっていた家の中にいる時間、それがピッコピコシンセサイザーの懐かしさに繋がる訳です。


汚い字と幼稚な絵で済まないが、撮影前にイメージを可視化するため用意したメモ

 映像に関しては、MVのイメージを先にメモして簡単な進行表にまとめる、という事を試しにやってみました。折角の梅雨時なので“雨降るトーキョー”をカメラに収めようと思い、(奇しくも“傘の日”であった)6月11日に渋谷・新宿・池袋を一気に駆け巡り、2、3時間ヴェルヴェッツを聴きながら、70~80本の動画を撮って参りました(編集時に殆どの素材を泣く泣くカット)。その甲斐あってイメージ通りのMVを撮る事が出来たぜ!!

 労力と出来の兼ね合いを考えれば、いつもより効率は悪かったと思いますが、“思い描いていた事を狙い通りに完成させた”という達成感と収穫がありました。


弾き語りの撮影は(梅雨の間に少しだけ晴れた日に)ここ高円寺のとあるビル屋上にて

 さあ暑くなってきた、梅雨も明けて夏本番!!風鈴がチリンチリン鳴っていた母方の実家の庭や縁側の風景をふと思い出す、祖父の囲碁と日めくりカレンダー、テレビじゃ野球中継が流れていたりしてね。

 ツイッターでは告知したけど、7月1日にUnfinished Balladesのライヴがあります。久し振りに演るから、仏滅だけど観に来てね!!


2018年6月18日月曜日

プレイされてきた(それは遊び、祈り)

一昨日16日(土)はドレスコーズの“PLAY TOUR”へ、ギターのしんさんを誘ってツアー千秋楽の新木場コーストまで。



 志磨さんは何を“プレイ”したのか?思い当たる節は沢山あるけど(手前のツイッターでも2、3呟きました)、詳細はドレスマグのロングインタビューで近い内に明かされる様なので、それを待たれよう。

 個人的には初期・毛皮ズの「ガンマン、生きて帰れ」を聴けたのが、地味に嬉しかったなア(ミリオンダラぁゴ~ルドラッシュメン♪ってつい口ずさみたくなっちゃう曲)。最後のアンコールの「ビューティフル」も、“リズム走りまくり倍速ver.”で最高だったぜ!!

 それから志磨さんのボーカル、“村八分”のチャー坊やジョニー・ロットンっぽく喉を振り絞るよな従来の歌い方から、(「三文オペラ」後という事もあってか)今回のライヴでは美輪さん的な腹から声を出す歌唱法(ベルカント唱法風のもの)へ、劇的に変わったなあという印象でした。



 終演後、しんさんと一緒にツーショットをパチリしたのだが、演目の書かれた看板が白飛びしとるではないか。ホントは「DRESSCODES PLAYS THE DRESSCODES」って書いてあるんだが、、帰宅後に上だけピカ~光った写真を見て“何のツーショット写真やねん”って感じ(笑)


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 最後に、しんさんから「遅くなりましたが」と誕生日プレゼントまで貰ってしまいました。本当にありがとうございます、とても嬉しいです!!

 自分もしんさんにロックTをよくプレゼントするのですが、しんさんからは“ファンカデリック”のシャツを頂きました(カッコE~こりゃグラムだぁ)!!さらにBossのボリュームペダルまで(色んな曲で使いこなせる様になるぞ)!!


 これから大切に使わせて頂きます、しんさん本当に有難う御座居ました。


2018年5月15日火曜日

美輪さん、お誕生日おめでとうございます

一生のうち一度でいいから舞台で歌をうたつてみたい、などと何年も言ひ暮してゐるうちに、至誠天に通ずとやら、丸山明宏君が急に電話をかけて来て、リサイタルをやるから、そのツナギに一曲歌へと言ふ。

 今日は美輪明宏さんのお誕生日、83歳おめでとうございます。母方のばあちゃんも先日5月11日で84歳になりました(電話したら「でけえ年になった」と笑っていた)。

 父方の祖父・祖母は大正生まれで、母方の祖父・祖母は昭和1ケタ生まれ、美輪さんは直後の10年生まれ。皆様ずっと元気で居て下さい、と願うばかりです。



折角の美しい曲が、私が歌つては台なしだが、さうかと云つて、彼の歌をそつくりまねては、鵜(う)の真似する鴉(からす)にすぎない。大それたことに、私は私の味で歌はうと奮起したのである。
-三島由紀夫

 という訳で、美輪さん(当時は丸山さん)自身による訳詞に銀巴里で鍛え上げた華麗な歌唱でもって昭和32年にヒットしたシャンソンの名曲「メケ・メケ(Meque, Meque)」の日本語カバー、の更に手前によるカバーMVを撮りましたので宜しくどうぞ(ずっと歌いたかった己がカラオケの十八番)!!

 因みに、原曲は「オー・シャンゼリゼ」で知られる“ジョー・ダッサン”が1954年に歌ったもので、80年代にもスネークマンショーの1stアルバム・通称「急いで口で吸え」でミカバンドの加藤和彦さんがカバーしておりました(あれはあれで“ピコピコテクノポップ”なアレンジが結構良かった)。

 我がカバー版は“SFフォーク的グラムロックオペラ”をテーマにして演りました。具体的に言えば、ボウイの「スペイス・オディティ」とT.Rexの「コズミック・ダンサー」を高速フル回転のハイテンションなミキサーへ掛けて1曲に仕立てた演奏に、宝塚歌劇団・星組に所属するクイーンのフレディがアコギ1本で堂々と歌唱する感じです☆



 何が言いたいのかと謂えば、“美川憲一/美輪明宏系”男子の第一人者として(上は1年前のツイート画像)、本日5月15日からまた心機一転な訳で御座居ます。あゝ人生の始まる音がする──港~っ♪チャ、チャン


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 相も変わらず今回のMVも顔色悪いし、手荒れ肌荒れが目立つのだが、夜勤明けでボロボロのまま撮影に行ったから勘弁してちょうだい(デカダンとかエログロなんてこれ位でちょうど良い)。

 それと着用していた淡いオレンジ色のフリルシャツは、4年前に下北の古着屋で大雨の中あれやこれや試着して、見て下さった女の店員さんの「似合い過ぎです」という口車に乗せられて買ったもの(袖のまあるいカフスボタンも黒の蝶ネクタイもそのとき選んだもの、可愛いから見てくれい)。

 他にもミントグリーンのカッコ良い“パキパキ”デザインのフリルシャツに、白黒水玉模様の蝶ネクタイ、ひし形のイカしたカフスボタンも持っているのだぞ、いつか別の撮影で使おうぞ(Noriの頭を叩いてみれば、文明開化の音がするッ──やめて~っ)!!



 ※最後に、MVの中でフランスパンを食い散らかす映像が出てきますが、地面に落としたものも含め、全て美味しく頂きました(赤ワインと共に♪う~ん、ルネッサ~ンス)

 それではまた!!


2018年5月1日火曜日

29歳になりました

大人たちが君らを警戒して、子供イビリを企て、千載一遇の恋人との間に、あんなに大ぜいのお巡りさんを配置し、舞台を遠ざけ、十重二十重に君らを取り巻き、おちおち椅子の上に立つこともできないやうにしてガンジがらめにして来たら(もはや、さうしてきかれるビートルズは、ビートルズではないのだから)、こちらもフテくされて、顔色一つ変へず冷然とかまへたらどうだらう。そのはうがしやれた復讐ではないだらうか。

 どうも、復讐のミシマ……でなし「逆襲のシャア」の時の“アムロ”と同い年です(ファーストから逆シャアまで、ガンダムの登場人物の成長過程や心象描写って、こう生きて手前と重ねてみるとよく出来ている)

遠くのはうで車をおろされ、武道館まで、歩くわ、歩くわ、その道ぎはにはお巡りさんが密集してゐて、その整理のうまいこと、誘導の整然としてゐること、まるで警視総監のお葬式に参列するやうな気分である。
-三島由紀夫

 それから、警視総監……でなし“銭形警部”とも同い年に成りました(とっつぁんの様に己の身体一つで頑張らなければならぬ、捕まえられぬが大前提でも腐らずに、懲りずに今日も捕まえにゃならぬ)



 という訳で誕生日記念に、ザ・ビートルズの名曲「Lucy in the Sky with Diamonds」のカバーMVを近所の公園まで撮りに行ってきました(ほんの数日前に)。

 ライヴ活動で鍛え上げられたブリティッシュビートバンドな初期ビートルズも好きですが、スタジオワーク中心に傾倒していった内向的・叙情的な後期ビートルズの方がやはり性に合う。

 この曲はその最たるものでお気にのナンバーでしたから、何時かカバーしようと思っていたの。ジョン・レノン君の原詞と手前の日本語訳詞を載せて置きます。


「Lucy in the Sky with Diamonds」
作詞・作曲:レノン=マッカートニー

Picture yourself in a boat on a river
With tangerine trees and marmalade skies
Somebody calls you, you answer quite slowly
A girl with kaleidoscope eyes


Cellophane flowers of yellow and green
Towering over your head
Look for the girl with the sun in her eyes
And she's gone


Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds

Ah

Follow her down to a bridge by a fountain
Where rocking horse people eat marshmallow pies
Everyone smiles as you drift past the flowers
That grow so incredibly high


Newspaper taxis appear on the shore
Waiting to take you away
Climb in the back with your head in the clouds
And you're gone


Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Ah


Picture yourself on a train in a station
With plasticine porters with looking glass ties
Suddenly someone is there at the turnstile
The girl with the kaleidoscope eyes


Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Ah


Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds



日本語詞:Nori MBBM

君が水色の絵の具を落として
混ざってゆく空はマーマレードさ
朝と夕が一緒になって
あの娘の瞳は夜


真空の造花はイエローとグリーン
君の王冠になって
あの娘を見つけた
瞳はすでに太陽光


Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds

嗚呼、良い…

本当に黄泉の国はあったね
お馬さんと君とマシュマロパイ
木造の家と庭に大きな花は天まで


ふにゃふにゃの紙の車が
君を乗せてゆく
軽いから浮かんで
雲の上、絨毯だね


Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds

嗚呼、良い…

君はとうとう電車で帰る
僕の手作りのお洋服で
そしたら改札に急いで現れた
あの娘の瞳に、ほら!


Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds

嗚呼、良い…

Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds




 我が演奏・トラックに関しては、サイケな原曲をもう一度ロック、ポップスに奪還してみようというものです(早い話がグラムロックの存在意義と一緒、手前の誕生日記念だから)。具体的に言えば、ハードに歪ませたストラトにポヨンポヨンな浮遊ビート、さらにメルヘンピコピコシンセサイザーと普段通りの己が宅録です。原曲のイントロやAメロで鳴っているロウリーオルガン(昔の電子オルガン)による印象的なあのキラキラしたフレーズは、エレクトリックギターで一つ一つ音を拾ってリフして演りましたワ。

 映像の方はコズミック・ホールズのそまちゃんに撮って貰いました、有難う御座います!!そまちゃんは運動神経が抜群なので(以前“パルクール”という遊びを教えて貰いましたが、あっしには出来ません)、公園に生えていた高い木に登り、その上からわざわざカメラで撮ってくれたり、あらゆる地点から画角まで考慮して頂いて、本当に心から感謝して居ります。

 素敵なMVが撮れたのは、そまちゃんのお陰です。どうも有難う!!


~~~~~~


 さあ夜勤も明けたし、一眠りしたら自分へのご褒美に「かつ丼(大盛)」か「冷し肉富士そば(大盛)」だ!29歳、肉、29なのよ

 ソロの弾き語りもコズミック・ホールズもアンフィニッシュド・バラッズも、精力的に演って行きます!!それではまた


2018年4月1日日曜日

これは平和だ──敢えてエイプリルフールに

エイプリルフールだからって、嘘はつかない。咲いたばかりの桜を散らせる雨風に、焦燥感を煽られようと動じない。

 いま15時過ぎ、夜勤明けで眠いのか、春うららかな陽気のせいなのか、ぼうっとしている。外から演歌や歌謡曲を唄うおじさん、おばさんらの楽しそうな声が聞こえる。



 アパートの2階にある我が家の窓から目と鼻の先、徒歩30秒の処にあるカラオケ・スナックの某。夜になるともっと賑やかになるのだが、今日みたいな休みの日は昼から能天気な喧騒が聞こえる。こちらは明けで眠いのに、、

 此処のママが中々で、“或るゾーン”に入ると道路に面した店の入り口からマイクを持ったまま歌い乍ら出て来て、通行人に歌を聴かせて満足すると再び店内へ帰って行くのである(カラオケボックスで高揚した調子者が部屋の扉を開けて通路に歌声を轟かし、同じ部屋の者同士で内輪受けして盛り上がっているアノ感じ、伝わるかしら)。

 中には「周りに迷惑かけやがって」、「そのノリ寒いんだけど」と不快に感じる人も居るだろうが、楽しそうに歌っている姿、俺は結構好きだ。

 2階の窓から眺められる、これが平和だ。



 朝方の帰宅時には無かった郵便物が、何時の間にか自宅ポストへ放り込まれていた。3日前に出たばかりの「ギミー・デンジャー」 by ジム・ジャームッシュ監督(パーマネントなバケーション!)。イギー・ポップとストゥージズ、観てから寝よか、寝てから観よか

 最近はまた詩を書いたり、デモ楽曲の宅録をしたり、ギターが楽しい。

 思い通りにゆかぬ事が多くても、傍から見れば、これも平和だ。


 ──ぜんぶ嘘だ


2018年3月26日月曜日

梯ノ九行詩

人間篇より


 君だけの罪(つみ)──クラスメヰトや先生と残酷をやり合ふ

 僕だけの罰(ばつ)──取り返しが付かぬまで殺(あや)めるより殺める

 肝斑(かんぱん)や斑紋(はんもん)──墜(お)ちぬ染みと堕(お)ちた色の服と肌と胸と


 肉付きと肉月──経年劣化を身に付けた青年烈火(れつか)の

 焔(ほむら)を点(つ)けた怪人の──灰燼(かひぢん)の舞ひ落ちる先のまた焰(ほむら)

 水を差されて灰神楽(はひかぐら)──今度の舞ひこそラストワルツ


 七行で着いて仕舞(しま)ふ──犀(さい)の西より馬込(まごめ)の南へ──梯(かけはし)せゝらぎ子守歌──僕には吟(うた)ふ資格がない──愛さるゝ素質がない──帰るやうな面目(めんもく)がない──修羅の身に滲(し)む高円寺の唄

 八行で尽きて終(しま)ふ──シヤボテン──モヲビル──クラヽ──ウヱストサヰド──街の鍵──デビツド──ボウヰの雅楽(ががく)

 九行で継(つ)いで了(しま)ふ──苦行──休業──供養──誰とも上手く行かなんだ──犀の星より馬込の皆へ──二度と帰らぬ人々へ──二度と帰らぬあの日々へ──天上や人間や梯の詩


畜生篇に続く


2018年3月22日木曜日

私の偏執時代(頽廃的な、余りに頽廃的な)

『人間的な、あまりに人間的な』は、一つの危機の記念碑である。それは、みずから「自由な精神をもつ者たちのための書」と名のっている。その中の一文一文のほとんどすべてが、勝利を語っている──わたしはこの書で、わたしの性質にやどる非本来的なものから自分を解放したのである。わたしにとって非本来的なものとは、理想主義である。
-フリードリヒ・ニーチェ(Ⅰ)

平成元(1989)年五月(0歳)、東京都大田区にて生まれる。馬込文士村のあった馬込にて、幼年~青年期を過ごす(生家・本籍地は石川県)。文学的な興味関心は高校まで芽生える事がなかったが、軍事兵器や自動車等に関する書籍は二人の兄からの影響でよく読んでいた。物心ついた時から活字は好きだった様に思うが、決して本の虫という訳ではなかった。

平成八(1996)年四月(6歳)、小学校入学。一年生の国語の時間だったか、“えほん・ものがたりをつくろう”といった授業があり、そこで「のっぺらぼう」という作品を担任のI先生に提出する。恐らくそれでI先生から母へ連絡が行き、母から直接なにか言われた覚えはないが、その日の夜に仕事から帰って来た父と母が、息子の精神状態を案ずる様な会話をしていたのを憶えている(寝たふりしながら聞いていた)。

 物語のあらすじとしては、顔のないのっぺらぼうが日本刀で出逢うもの全ての顔を次々と剥ぎ、場合によっては打ち首とし、みな同じのっぺらぼうとなった処で、主人公も自害して結末を迎えるというもの(まだ実家にあるかな?)。手前としては自信作で、「おもしろい本だね」「すごい話だね」と皆から褒められると本気で思っていたのに、友達も先生も怪訝な顔をして反応が良くなかったので、大変ショックだった。ただ二人の兄だけは面白がってくれて、「日本刀は一人斬れば刃こぼれしたりするから、こんなに何人も惨殺できないよ」と真剣に駄目出しをしてくれたのが嬉しかった憶えあり。

平成十七(2005)年四月(15歳)、高校入学。三年間担任だった現代文のM先生(鷺沢萠の麻雀仲間)より、様々な文学作品を教えて貰う。

 教科書に載っていた森鴎外「舞姫」、夏目漱石「坊ちゃん」、「こころ」、芥川龍之介「羅生門」、中島敦「山月記」をはじめ、教科書に収録されていない太宰治、江戸川乱歩、谷崎潤一郎等の頽廃的、変態的な文学作品まで、授業そっちのけでM先生より細かに教示される(谷崎の「春琴抄」もここで“眼に針を刺し入れる克明な描写がヤバい物語”として知る事になるが、読む迄にはあと数年待つ事となる)。

 上記、M先生と縁のあった鷺沢萠の「指」という短篇を授業で取り上げた日の事を妙に覚えている。先生お手製のコピー用紙に刷られた「指」を皆で読んで、登場人物の心理描写について議論したのだが、自分と友人がいちいち「“市原”悦子の指が」と発言すると「“家政婦は見た”ぢゃねえよ」「でもこれ市原悦子だったら嫌だな」と苦笑しつつ面倒そうに応えてくれたのを覚えている。20年近く経った今でも、こんなどうでも良い一日の、どうでも良い一場面が鮮明に記憶されているのだから、どうでも良くなかったのだろうと思う。もしかしたらこの日、文学の重たい扉を一度こぢ開けたのかもしれない──そして入らずに、すぐ閉めたはずである。

 M先生からは山田詠美、江國香織、柳美里、吉本ばななら女流作家の他、ばななの父である吉本隆明(←後にミチロウ経由で再び読む事となる)や橋本治らも紹介して貰った。「柳美里って最初“やなぎみさと”だと思ってたら、そのまま“ゆうみり”だったんだよ」とか、先生がのぼーんと話していたのを昨日の事の様に覚えている。それから夏目漱石の「こころ」をクラスの皆で順番に朗読していた際、“何だかKの胸に一物(いちもつ)があって”という一節に「イチモツ?」「イチモツ!」「イチモツッ?」「イチモツッ!」祭りとなった事もある(男子校ゆえ御勘弁)。

平成十八(2006)年五月(17歳)、三島由紀夫の「金閣寺」を東京の丸善(十代の頃の己が行きつけ)で買う。本文と巻末の注釈を往き来しながら、第一章(5~39頁)まで読んだ処で「こんなもん賢く見られたいだけの文章やろ!」と投げ出した思い出(その後、手前の人生経験を積んでから再読、三島文学の父性その独断性に心酔す)。

平成十九(2007)年六月(18歳)、太宰治の「人間失格」を東京の丸善で買う。こちらは夜通し読み進め、一夜で無理矢理読破した。しかし共感する処一つとなく、「こんなもん哀れに思われたいだけの自慰やろ!」と腹が立った思い出(その後、手前の人生経験を積んでから再読、太宰文学の母性その共感性に心酔す、まい、と未だ強情を張り続けている)。

平成二十一(2009)年二月(19歳)、大学一年の終わり頃に人生初のエレキギターを横浜のイシバシ楽器にて購入(黒のレスポールのコピーモデル、アンプ・チューナー・ギターケース込みで2万円也)。ギターの神様にあやかろうと布袋寅泰の誕生日(2月1日)に購入するも、基礎的なローコードの練習など繰り返す内、“こんなん全然布袋ぢゃねえ”と阿呆らしくなり三日で挫折の三日坊主(ここから五年間ギター弾かず仕舞い)。その反動で詩作に没頭、大学卒業までに千以上の作品を認める(良い頃合いで世に出す予定です)。

平成二十四(2012)年九月(23歳)、定職に就いてから半年ほど経って、職場から近い高円寺にて一人暮らしを始める。室生犀星、寺山修司、ボードレール、ポーらの詩集を読み耽り、十代で挫折した三島リベンジにも成功する(再読のきっかけは、短篇「憂国」に描かれた容赦ないエログロの美に、文学の真髄を見てしまったから)。また、高校時代に教えて貰った谷崎の「春琴抄」や「陰翳礼讃」にもぶん殴られる(やっとこさ「春琴抄」に眼をやられただ)。加えて、三島経由でバタイユを知り、彼の処女作「眼球譚」によって谷崎にやられていなかった方の眼まで盲いられる(とうとう文学の沼に嵌まっただ)。更に、20世紀(大正~昭和)の日本の文豪へ影響を与えたスターン、ワイルド、バルザック、モーパッサン、ゲーテ、マンらのヨーロッパ文学にも手を出し始める。レコード屋巡り以上に、古本屋通いが趣味となる(遅読なので、未読の積読がみるみるうち溜まってゆく)。

平成二十五(2013)年七月(24歳)、ライヴに通っていた大好きなバンド・ダンボールバットのフロントマンであるアミさんの影響で、ブコウスキーや中上健次(それとあと「マカロニほうれん荘」)を読む様になる(今にして思えばワタクシ、アミさんから音楽だけでなし、いや音楽以上に文芸的な、余りに文芸的な影響を受けている)。

 時を同じくして、T.レックスの「20センチュリーボーイ」のイントロのリフを遂に習得し(←超簡単よ)、グラム・歌謡・メタルの神様に日がな取り憑かれ、五年越しにギター練習を再開(自宅用マーシャル製小型アンプによる爆音演奏を昼夜繰り返し、隣人、大家、管理会社から口頭および書面での注意・退去勧告を何度か受ける)、そうして今度こそは作曲に没頭(大学時代の反動の反動)、断片も含め一年で百程の楽曲を認める(良い頃合いで世に出す予定です)。

平成二十七(2015)年七月(26歳)、我が人生初となるバンド・MBBM結成。バンドでの作詞作曲も始める。

平成二十八(2016)年八月(27歳)、当ブログ執筆開始。近況報告やライヴ告知の他、随筆エッセイ、詩、短篇・掌編等を書き始める。

平成二十九(2017)年一月(27歳)、MBBM解散ライヴ当日より──今日の常識を覆す為の今日、即ち──“毎日更新”を標榜する詩作活動【MBBMの日めくりバーニン】シリーズをTwitter上にて開始。翌月26日に新バンド・Unfinished Ballades結成、現在に至る。


あのいちばん底にひそんでいた自我──他の多くの自我の言うことに絶えず耳を傾けていなければならない(──つまりそれが読書といわれるのだ!)という重荷を負って、いわば土砂の下に埋まってしまい、声を失っていた自我が、しだいしだいに、おずおずと、ためらいがちに目をさました──そして、ついにそれはふたたび語りだしたのである。
-フリードリヒ・ニーチェ(Ⅱ)


2018年3月21日水曜日

「Nori MBBMの人生名盤10選」

この谷間の眺めはまさにみごとなエメラルドの杯そのもので、その底をアンドル川がゆったりと身をくねらせて流れています。荒地の景色に倦(あ)き、道に疲れていた私は、この眺めに接し、なおのこと甘美な驚きに打たれました。──あの人が、女性の花たるあの人が、もしこの世のどこかに住んでいるなら、この地をおいてほかにない、私はそう考えながら、一本のくるみの木に身をよせました。
-フェリックス・ド・ヴァンドネス

 本日3月21日(水)は“春分の日”なのだが、外はまさかの雪である。

 冬のあいだの寒さは耐えられるというか受け入れられるけど、一度暖かくなってからの所謂“寒の戻り”というのは、「また寒くなるんかい!そりゃないぜブルブルッ」と理不尽に震えてしまいますね、これも風情なのでしょうかヘックシュン


 よし、昨日のブログ記事で予告した通り「Nori MBBMの人生名盤10選」いかせて貰います!!


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「Nori MBBMの人生名盤10選」


1.「jaguar hard pain」(THE YELLOW MONKEY, 1994)

 “究極の1枚を選べ”と言われたら、コレ。イエモンのメジャー3rd「ジャガー・ハード・ペイン」──このアルバムとなら心中できる。ボーカルの吉井さんがデヴィッド・ボウイに倣って構想した「日本版ジギー・スターダスト」と云われたりもする(これぞ換骨奪胎、ジャガーはジギーを超えてゆく、ジギーがイギーをそうした様に)。

 “雷が落ちる”、“目から鱗が落ちる”ような瞬間というのは生きていれば何回もあるが、吉井さんの「演歌は日本のブルースだ」という言葉は手前を哲学させて、「日本人にしか出来ない、世界の何処にも負けない最強の音楽を演るんだ」という決意をさせた。

 要するに、英国の白人青年達が海を隔てた米国の黒人音楽・ブルース(謂わば“魂の絶唱”)を聴いて、居ても立っても居られずに自らバンドを組み、R&Bのカバーをして、オリジナルのナンバーを書いては歌い、ビートルズやストーンズと相成った様に、私は日本人の魂の叫びである演歌・歌謡曲を血肉として、日本人にしか出来ないロックンロールを演りたい。

 このアルバムを聴けば、日本に生まれた事を誇りに思える。三島由紀夫、美輪明宏、或いは、あがた森魚……日本伝統の幻想耽美。あゝ万歳!!


2.「君繋ファイブエム」(ASIAN KUNG-FU GENERATION, 2003)

 ロックとの出逢い、悶々と鬱屈した中坊にアジカン。このメジャー1stを聴くと嬉し恥ずかし13歳──得も言われぬ大変な気持ちとなる。

 2ndシングル「君という花」が出た時、その歌謡メロディを分厚いディストーション・ギターで織りなす現代的な和ロックの世界観に、まるで“カーテンの向こうの朝焼けを見て、訳もなく泣いてしまう”ような不思議な気分になったのを覚えている。日本人ならお馴染みの光景であるコンクリートの団地前で踊るMVにも、“未来的なノスタルジー(←甚だしい矛盾)”と言えば良いのか、未体験なゾーンに半ば安堵するよな危うい錯覚と多幸感に見舞われた。

 今は何とか言葉で説明できるが、当時はこの訳の分からぬ高揚感、焦燥感の理由を突き止めたくて、ひたすらこのアルバムを聴き、2000年代の日本のメジャーシーンに突如登場したブラックホールを彷徨ったものである。ここから己が“日本ロック探究の旅”が始まる──アジカンとの出逢いはその後、ミッシェルやナンバーガールを聴くきっかけにもなった、だからゴッチには最大級の感謝……謝謝……シエシエ(アジアン感風)。


3.「JUST A HERO」(BOOWY, 1986)

 14歳になった中2の冬、TVK(「saku saku」や「新車情報」といった伝説の番組を放送していた“テレビ神奈川”)でやっていたMVを垂れ流すだけの番組(名は失念)で、代表曲「B・BLUE」のライヴ映像が流れてきて、「あっ、この映像の中の青く澄んだ世界、好きかも」と一目惚れしたのが、“ボウイ”との出逢い(他に兄からの影響もあったが)。上記アジカンも同じ様な出逢い方で、手前はTVKに育てられた様なものだ(クラッシュ・イン・アントワープ、ラウンドスケープ、サウンドスケジュールetc……好きだったバンド、俺の青春、何だか急に胸がソワソワする)。

 ボウイの話に戻って“一体何にそんな惹かれたのか?”と今に分析してみれば、ロキシーミュージックやクラフトワークを愛好する布袋さんのヨーロッパ的ハイセンスとユーモア、ヒムロックの透き通るよなイノセントな声と詩に心を奪われたのである。私の患っている“グラムロック”という音楽的な病気は恐らく、このアルバムがそもそもの発端である(このアルバム自体は、グラムロックというよりニューロマとかニューウェーヴに当たるが)。

 この80年代的でハイファイな音像、ディスコティックでダンサンブルなミックスがイカして“ない”時代もあった──ちょうど俺がボウイを聴いていた頃はまさにそうだった──のだが、今や何周かしてむしろ粋に響くものである(と言いつつも手前の作る曲は基本ローファイだし、じいさんばあさんの家の離れで作った様な土着的なものばかりだが、笑)。

 因みに「1994 -Label of Complex-」という楽曲における布袋さんの音使い、コーラスワーク、そしてヒムロックの詩世界が、火星からやって来たデヴィッド・ボウイと解読不能の言語でコミュニケートする程に極まっている──この粋な感じ、ホント好きサBABY


4.「Great Hits」(T.Rex, 1973)

 ボウイ(DavidのBowieでなし暴威)の布袋さんが影響を受けていた“グラムロック”という世界に惹かれ、洋楽の初体験はボランちゃんのT.レックスだった。これはベストアルバムだけど統一されたチープな世界観があって、ばあさんが独りでやっている駄菓子屋さんの様な、或いはスーパーの最上階の寂れたゲーム広場が如く、カラフルでポップでユニークなのにどっか切なくて──正に“グラム”そのもの──よく出来た1枚のオリジナルアルバムの様である。このベストの他に名盤とされる2nd「電気の武者(1971)」や3rd「スライダー(1972)」の映し出す光景は更に不可思議で、より宇宙的で、15歳の殆どJ-Popしか知らない少年には到底理解できなかった……今は心の底から好きだけど。

 ギターのペラペラな薄い音、能天気にブーブー鳴っているサックス、か細い声で歌うマーク・ボラン、全てが妙ちくりんで歪んだ己が幼少時代の様であった。かと思えば「20センチュリー・ボーイ」に「メタル・グルー」、「ジルバの恋」、「ミッドナイト」といったヘビィメタルなギターが暴れまわる強引な曲もあったりして……侮れないなマーク・ボラン

 この人のダメそうで弱そうなところがとても好きです。後は「ソリッド・ゴールド・イージー・アクション」を聴いて、世界中のパンクスはぶっ飛ばされてください☆☆☆


5.「Bleach」(Nirvana, 1989)

 高校の友達が教えてくれたニルヴァーナ。ギターのフィードバックが不穏に鳴り響く1stアルバム、80年代を過去に葬るほどカッコ良い……(話は逸れるが不協和音最高のカタルシスと言えば、このニルヴァーナでもシューゲイザー系のバンドでもなく、永遠のジャパニーズロケンローバンド“ギターウルフ”であり、嵐の如くハチャメチャなフィードバックの連続に「うるせー!」と家で一人爆笑した学生時代の記憶)。

 まだ殆ど無名だった頃の「ブリーチ」の後に大ヒットした2nd「ネヴァーマインド(1991)」、3rd「イン・ユーテロ(1993)」のどちらかというとパンクスターのイメージが世間的なニルヴァーナ像なんだろうけど、俺はこの“ブラックサバスがアメリカのスラム街に迷い込んだ”ような根暗なメタル、ハードロックのニルヴァーナが好きです(カートはサバスやツェッペリンも好きだったというから信用できる)。

 このアルバムもやはり何も知らない16、7歳の頃に出逢ったから、訳も分からずドキドキする理由を知りたくて、毎日何度も聴き込んだものです。詩も全部ワードで起こして印刷してファイリングして歌って覚えて、1曲1曲にまつわる㊙エピソードが載っているニルヴァーナ徹底解説本みたいなのも買って、後にギターでコピーもしたし、結構のめり込んだ──ショットガンで自ら命を絶つ事を神聖視することは出来ないが、涅槃に入ってしまった超常的なバンドの、その全ての契機となった悪夢を垣間見たいが故に。


6.「Complicated Mind」(DOOM, 1988)

 ディスクユニオンのヘビメタ館──よく行ったのは新宿店とお茶の水店──に入り浸っていた己が暗黒の10代、洋の東西を問わず様々なメタルを聴き漁っていた。その時に見つけた最強のHR/HMの名盤が、この“ドゥーム”のメジャー2nd「コンプリケイティッド・マインド」であります。これを聴けば地獄経由の天国まで逝けます、メタルゴッドに誓って保証いたします。

 天才ベーシスト“諸田コウ(通称ヘビメタ界のジャコパス)”ばかりが取り沙汰されるけど、ドラムの変拍子、ギターのアドリブ、音作り、攻撃型ボーカルの時に変態的なシャウト……全てが異次元であり魅力的であります。つべこべ言わずに聴けば分かるさ、繰り出されるギターリフとかシャウトがいちいち世界最強だから(このアルバムぢゃないがメジャー1stに収録されている「ゴースト・オブ・プリンセス」って神曲があるので、そちらも是非聴いてほしい)。

 日本には世界で戦えるメタルバンドが沢山おりますが(羽鳥さん率いる“カスバ”や、名古屋の“アウトレイジ”も超エゲツナイからチェックしてみて!)、ドゥームもそんなバンドの1つです。あと人間椅子な(それとサブラベルズな)。んでフラットバッカーもな(♪いいかげんにしなさいよぉおゝゝ)


7.「Ramones」(Ramones, 1976)

 大好き“おかっぱパンク”ラモーンズのカッコ良くて、どこか可愛いらしいデビューアルバム──心で泣ける、笑える、そして速い、2、3分のファストパンクソングたち。

 T.レックスぢゃないけど、ラモーンズもへなちょこなところが好きです。同じクラスに居たら友達になれそうな感じ──おかっぱ野郎どもの反逆の狼煙!!

 何が良いって世界一のパンクソング「電撃バップ」もあれば、「ムカつく奴をバットでぶん殴れ」っていうポップな曲もあるし、初恋胸キュン片想いソング「アイ・ワナ・ビー・ユア・ボーイフレンド(=彼氏になりたい!!)」もあるところ。あとライヴ盤を聞くとどの曲も同じで笑えます──ワンツースリーフォー!ダーダダーッダダーッダーンダーン(よっ偉大なる金太郎飴!)


8.「suede」(suede, 1993)

 90年代イギリスのヴィジュアル系──と言ったら怒る人が居るかもしれない──バンド、“スウェード”。ナルシスなボーカルのブレッドと天才サスティーンギター王子──ないし職人──のバーナード……この美男子2人。

 70年代のグラムロックを幼少期に聴いて育った人達が90年代の“ブリットポップ”というムーヴメントを担っていたので、それまで「グラム好き好きー」だった手前が大学時代にスウェードと出逢ったのは必然でした。ブリットポップ・ムーヴメントには他に“パルプ”っていうバンドとか、“バビロンズー”、“へヴィーステレオ”なんていうグラムなバンドもいて、彼の有名な“オアシス”もT.レックスやゲイリー・グリッターの歌メロやギターリフを引用した曲を演っていたり、スレイドやボウイのカヴァーをしていました(グラムロックはイギリス人にとって、身近なポップスだったのです)。

 スウェードの話に戻って何が良かったかって、やっぱり歌です。ブレッドのアヘアヘなシャウト。「アニマル・ナイトレイト」という曲は衝撃的で、“バーナードのエロいギターはどうやって弾いているんだろう?”とYouTubeにあった本人が解説する動画を見ながら、下手なりにギターをよくコピーしましたが、やっぱあのボーカル、ブレッドありきです(バーナードが居なくなってからのポップなスウェードもイカしてて、特に2010年の再結成ライヴでブレッドが汗まみれになって客達と大合唱する「アニマル・ナイトレイト」は、全盛期の妖艶なイメージを覆すような“漢”らしさで、手前も男ながらに“抱かれたい”と思いましたワ)。


9.「有頂天」(サンハウス, 1975)

 ブルースを教えてくれた70年代日本のハードロック・バンド。ギターの鮎川さんは演奏だけではなく人柄も朴訥としたブルースマンで最高だし、柴山さん a.k.a. 菊は“和製ジギー・スターダスト”だ(あの淫力魔人感は“和製イギー・ポップ”とも言える)。

 サンハウスも出す曲すべてが名曲しかない上に、楽曲の幅が広くて大好きです。全く以て“粋”なのだ。だって「レモンティー」とか「カラカラ」みたいなヤードバーズもエアロスミスもダムドもぶちのめすブルースパンクもあれば、「夢見るボロ人形」とか「もしも」、「傷跡のロックンロール」みたいな独りで部屋で聴いて泣きたい様な沁みる曲もあるし、モット・ザ・フープルやシルヴァーヘッドばりにへヴィーでブルージーでドスの利いた「キング・スネーク・ブルース」とか「爆弾」、「なまずの唄」もある。

 “どのアルバムが1番いい?”って訊かれたら正直迷うな……日によって違うアルバムを推しそうなんだけど、やっぱりこのファーストです(でもメンバーの皆様は、このファーストの歌謡曲的でペラペラなミックスに不満があったそう)。


10.「1」(The Dresscodes, 2014)

 ──縦横無尽に音楽を聴いていた20代半ばに出逢った孤高の1枚。

 最初の出逢いはやっぱり“毛皮のマリーズ”というグラマラスでルーズなバンドでしたが、解散後にボーカルの志磨さんが新たに結成したこの“ドレスコーズ”というバンドはもう……バンドではない。

 言わずもがなグラムフリークなので当初は毛皮のマリーズの方が好きでしたが、次第にこのドレスコーズが描く“蒼い世界”というのか、やや語弊があるけど“青春”、これが手前の心を打ちました──ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなんかいらない──「1」は私の目指す1つの極北であり、この然りげ無い“優しさ”と“諦め”だけが汚れてしまった心をそっと包んでくれる。

 “名盤10選”の最後に挙げたアルバムが「1」、という訳で振出しに戻って“1”枚目の「ジャガー・ハード・ペイン」から人生やり直します、なんてな……(死ぬのは奴らだ♪ダーダッダダーン、ダーダッダダ⤴ン←人間不信 by メジャーデビュー直前の毛皮ズ)


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 以上、「Nori MBBMの人生名盤10選」でした。最後まで読んで頂いて、有難う御座います。どうか今度は貴方の「人生名盤10選」を教えて下さい。わたし本当に好きなんです、こういう話。冗談抜きで朝まで延々と語り合えます(このブログみたく此方から一方的に話し続けたりはしないから)。

 昔から仲良くなりたい人とこういう音楽談義ばかりするのだけど、最近は“1アーティスト、1バンドを愛し続ける”というよりも“1曲、1曲を愛する”という人がかなり多いな、と実感しております(実際に会って話すと後者“曲単位派”がとても多い)。手前は言わずもがな前者ですが、後者の方というのは“YouTubeとかで出会って、その曲が気に入ればダウンロード、ないしサブスク等で1曲ごと繰り返し聴く”という人なのでしょう(どちらが偉いという事でなし、多くの人の聴き方が変わりつつあるぞ、と思いました)。俺はやっぱり音楽とか楽曲よりも、その人柄とか生き様に興味があるのだ、と改めて思ったり(吉井さんやヒロトなら「何言ってもOK!」って思っちゃうから)。


 話が脱線しました。実はこの「人生名盤10選」というのは、前にやっていたMBBMというバンドのホームページに設けていたコーナーの1つで、個人的に「皆の好みが分かって、このコーナー良いなー」と思っていたのですが、周りからの評判が芳しくなかったので、データだけ取っておいてホームページ上からは削除したものを2年ぶり位に自分の分だけ引っ張り出してきて、当ブログに再掲したのです(他の方々のものは一切公開しないのでご安心を、独りで眺めてニヤニヤする用です)。

 再掲にあたって、名盤たちのジャケ写の画像サイズも編集ソフトで全て均等に揃えたのだ(偉そうに言う程の事ではない)。


 あゝ話が終わらない。近頃はライヴ活動よりも宅録やMV撮影がしたいなあ、と創作意欲が止め処なく溢れているNori MBBMでした。またね


「おわかりになりますかしら、私は一つ一つの目に私の秘密を打ち明けました。でも最後の肘掛椅子(ひじかけいす)の仕上げのときは、あなたのことを考えすぎましたわ。そう、フェリックス、ほんとうに私、あなたのことを考えすぎましたわ。あなたが花束にこめられる思いを、私はこのつづれ織りの柄一つ一つに語りかけたのですもの」
-アンリエット・ド・ルノンクール


2018年3月20日火曜日

“ロックの正しいかたち”

ロックの正しさというか、正しいロックとは何だろか──そんなのないのがそうなんだ、は承知の助で──てな訳で、先日の弾き語りライヴの映像を2本ほど。


3月にぴったりの「カナリヤ」──だのに当日は極寒の雨で春を通せんぼする冬

気の早い私は夏の曲まで演っちゃう──史上初かなアコギ弾き語りで「キラー・ビーチ」

 アップした2曲はそれぞれ言わずもがな、日本最強のロックバンドである“イエモン”と“ミッシェル”のカバーで御座居ます。

 仮にロックバンド世界選手権があったなら、日本代表には間違いなくこの2バンドの名が真っ先に挙がるぢゃん(あとはXとかハイロウズとかルナシーとかブランキーとか)?具体的に言えば、音楽的な筋肉量と知識量が共にズバ抜けている眩いバンドたち。

 ライヴを演れば伝説の名演、新譜を出せば名曲・名盤、360度死角なし、ロックンロールに資格なし、絶え間なく現る刺客の屍だけが其処に有り、って感じ。90年代を制したバンドは洋の東西を問わず、私にとって“ロックの正しいかたち”である。


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 次回、「Nori MBBMの人生名盤10選」!!ご期待あれ(明日ぐらいに暇だったら)


2018年2月28日水曜日

男子校時代、再来!!(と3月のライヴ告知)

早速ですが、今年のライヴ初めとなった今月7日(水)の己が弾き語りをどうぞ!!


作詞作曲してから(ボウイ様が黒い星になられてから)早2年「Black Star Twinkle」

これも前バンドからの(ミドルテンポポップパンク)曲「Marmalade on your Face」

(椿屋四重奏やフジファブリックと並び)最高な和ロックバンド・DOESの「明日は来るのか」

 ソロ弾き語りは余裕を持って、落ち着いて出来る様になってきました。これからも色々なカバーを演るつもりですが、手前の身の丈に合った弾き語りを心掛けてゆく所存です──

 独り、気儘に演って行くんだ。


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 そして、9日(金)、12日(月)、25日(日)と急遽、3本のライヴをこなすことになったコズミック・ホールズ、観て下さった皆様からすこぶる良い反応を頂けて良かったです!!(詳しくはツイッターの方に)

 大勢の前で遠慮なく“オツパイ”とか“珍棒”とか“爺”と叫ぶのが、こんなに気持ち良いものだったとは……昔の青かった時分の自分を思い出して──我、男子校出身!!──何だか妙な胸騒ぎがします──男子校時代、再来!!──。


ライヴ映像はないのですが、ずっと見守ってくれていた教祖・中邑とそまちゃんの写真を

 しかしトラックメイカーのそまちゃんによるアッパーでダンサンブルなキラーチューンのお陰でしょう、3日ともハチャメチャに盛り上がったね!!俺も良い曲作るぞって、メラメラ燃えてきましたワ


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 最後に、次回のライヴも3月16日(金)に立川コズミックホールにて、ドラムのなおさんによる「GENFES 2018・前夜祭」にソロ弾き語りで出ます!!

 出番は2番目で17時50分から、どうぞ宜しくお願いします──


 誰よりも濃厚な情念を貴方の為に。ドグマッ


2018年2月26日月曜日

未完の、終わらない詩

己が死を不動の者として、月日を従えて執着するでない。
確実たる心身に死のやって来る仕様が無い迄、前進に漸進を重ねる所存である。

生き地獄の如き日々が待っているならば、それは国を憂いて腹を割って出た言葉、言霊、魂、死苦が遥か現世へと飛来し、万遍なく舞い散るが如し。
大いなる自裁、長すぎる自決、永きに渡る自尽あり。


Unfinished、Ballades、会意を為す。
未完の、終わらない詩、佩ぶる。


2018.2.26 Nori MBBM


2018年1月25日木曜日

平成30年男、2月のライヴ告知

今晩は、布団から出られないほど寒いですねブルッ……今朝なんて、平成になってから一番の冷え込みだったとか(外はマイナスの氷点下、家の中だって白い息が出る5℃)

 来年の31年で終わる予定だからって頑張るなあ平成よ(俺だって頑張るぞ!暖房など絶対に入れてなるものか!ブルブルッ)

 ところで髪が伸び放題の無法地帯でしたので、本日、散髪にて横と後ろの毛量を減らし、前パッツンにしたのだがフレディ・マーキュリー……


題名:ダブル・フレディー、或いはフレディーの変遷に於ける自画像。by Nori MBBM

 でもまだ、ほら、若い頃だから!それに、フレディの作る曲、凄いし!しかし今一度、鏡で手前を覗いたらば、そこには昔の世良公則もいらっしゃった、、(クイーンもツイストもビンビンにグラム歌謡ですからOKです!)


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 髪型一つで自身の顔面昭和感を爆上がりさせてしまいましたが、何を隠そうあっしは平成元年生まれ、今年で晴れて“平成30年男”で御座いやす。そんな平成30年男、2月に2本ライヴを演りますので、どうぞヨロシク(いずれも立川のコズミック)

 2月7日(水)は己がソロで弾き語り、9日(金)はこれが初ライヴとなるスーパーオツパイ(爆乳貧乳)ユニット“Cosmic Halls”!!いずれ色々とお話しますが、ユニット名に関してはコズミック店長のトミー氏の許可もちゃんと頂いております。

 このユニットはジャンルでいえば現状、“テクノポップ”に近いですが(個人的にナゴムレコードっぽい)、今後メンバーが増えてバンド編成になったり、20名程のダンスパフォーマーを従えてバインバイン揺れたり揺れなかったり、50人以上のハイパーオツパイ集団になったり、そこは柔軟にもっちり変化してゆくと思います(取り急ぎ今は、相方・そまり氏との2人組ユニット)。


 今年も“Unfinished Ballades”、己がソロ弾き語り、そして“Cosmic Halls”を宜しくお願い致します。

 それではまた、更新しますねー!!うっそーんブルブルッイヤオッ


2018年1月1日月曜日

めでとうござる平成30年

明けましておめでとうございます──平成、30年──そういう手前も元年生まれで宛ら平成



 皆様、本年も宜しくお願いします。

 リハをやるたび、ライヴするたび、ぐんとパワーアップしているので、ご期待ください!!


 2018、Are you burning?